サマータイム ブルース/渡辺美里

 

 7月に入り夏本番となってきた。昨年の紅白歌合戦ではゆずが「夏色」を歌唱し、日本における夏の名曲の良さを証明した。四季折々の風景を映し出すものは絵画や写真以外にも歌も含まれるだろう。今回はそんな中の1曲を深堀する。

 

サマータイム ブルース/作詞・曲:渡辺美里 編曲:奈良部匠平 歌:渡辺美里

 

 ヒットメーカーから離れた曲

 渡辺美里のヒット曲と言ったら「My Revolution」(1986年)と答える人が多いだろう。この曲は作詞:川村真澄、作曲:小室哲哉というヒットメーカーが手掛けた曲だ。

 一方で1990年にリリースされた曲が「サマータイム ブルース」だ。この曲は渡辺美里自身が作詞・作曲を手掛けた曲だ。ヒットメーカーとのタッグではなくなったことになる。とは言え、この曲の前にも自身が作曲をした曲もあるが、シングルでの作曲はこれが初めてである。控えめに言っても「My Revolution」と引きを取らない名曲だと感じている。

 

 誰でも共有できる曲

眩しい太陽 標的にして フリスビー 遠くに シュルル 飛んでゆく

波打ちぎわ 黒い犬が ジャンピングキャッチ している

(歌詞より)

 これは、「サマータイム ブルース」の歌詞の一部だ。この歌詞は全体を通して情景が浮かぶ歌詞となっている。約30年前の曲だが「ダイヤル」や「ナンバー(電話番号)」「カセット(テープ)」などジェネレーションギャップが垣間見れるような言い回しをしていないため、多くの世代が思い浮かぶことができるのだろう。

 また、曲名にもある「ブルース」と言う要素も勿論感じられる。間奏のサックスもそうだがゆっくりとした曲調で上でも書いたわかりやすい歌詞の融合が情緒的な雰囲気を醸し出しているのだろう。

 

 

 

 

 

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