ブログのUPが遅くなりました
先週の土日にスタートしたf(x)の日本初ツアーが今日、名古屋でファイナルを迎えました…
MusicHandler協会としてツアーのスタートとファイナルを担当させて頂き、感謝の思いです
改めましてf(x)日本初ツアー大成功おめでとうございます㊗️
今日のファイナルでは会場にいた皆様が感動に包まれていたのではないでしょうか
手話という言語で通訳する事は上半身を動かす為、通常席にて通訳する事は困難です…
理由は…
先ず手話を狭める事で通訳担当の身体に負荷がかかること、そして、どんなに気を使っていても、周りのお客様へぶつかる事があり、ご迷惑をお掛けしてしまう事があります
また、対象が通訳1名に対して、耳の聴こえない方が数名の場合、横並びの座席にての通訳は困難です
その為MusicHandler協会では手話通訳同行の際は必ず通訳座席のご理解とご協力を主催者様へご連絡しています 
さて、今日はf(x)ツアーファイナル…
緊張しつつ(毎回緊張してます)会場へ到着
事前に通訳座席についてのご連絡をさせて頂いたので、今回は車椅子スペース内にて通訳座席をご用意頂きました
通訳位置を確認してスタートしました♬
不思議に思った事なのですが…
本日の公演には車椅子のお客様がいらっしゃらなかったので、耳の聴こえない方と通訳のみで車椅子スペースに着席
車椅子のお客様がいないのに…車椅子席と札がかかっている事に疑問
障害は車椅子のように目に見える障害とは限りません目に見えない障害も多くあります
この事をキッカケに車椅子席ではなくハンディキャップゾーンなど言葉の工夫でスペースのご案内を頂ければ幸いです
多くのお客様が車椅子の方とTwitter上で誤解をされていたので、是非とも宜しくお願い致します
話が逸れましたが…座席は耳の聴こえない方がステージを見る形で通訳は斜め前に着席して、ステージを背中に通訳を行いました
手話通訳をする際はだいたいステージを背中にして客席を見る方向が多いのです
会場の雰囲気、歌、トーク全てを伝えよう…そんな気持ちでスタート
音楽のリズムが程よく振動し体にも伝わりやすく聴こえない方にも感覚が伝わった事を確認…
歌っている時はステージに集中してもらう為、リズム感のみを手で刻みます
トークの時は手話を通して、楽しいメンバーの会話を通訳します
さて、今回はたくさんの驚きに出会いました…

通訳として1つのステージに驚きがたくさんあることは初めてです

f(x)のメンバーが会場1階を歩いて歌う場面…
1度目…
ルナさん、アンバーさんが車椅子スペース側のステージから降りて、会場の周りを歩き車椅子スペースまで来たところで、ルナさんが耳の聴こえない方へマショマロを1つ手渡すと通訳していた私に会釈…

私もお辞儀をしました
聴こえない方へ素直に『良かったね』と手話で伝えました

手話で通訳する範囲は、聴こえない方からのご要望に応じてやるのですが…
今回は分かりやすい曲での掛け声やトーク、アンコールの部分での日本語字幕が出るところで手話の歌にするとの事でやりました
段々とノリノリなってくる会場、客席とステージが一体となる感覚が音楽のリズムの振動で体で感じるほど…ボルテージが上がります
個人的にはice creamという曲の手話にしてところが好きです

ミックスシェイク…アイスクリームを繰り返し聴こえない方とノリノリで手話表現しました
ともかく、一瞬一瞬を見逃せないほどの歌声やダンス…魅力溢れるステージに耳の聴こえない方もステージに釘付けでした
音楽って本当にすごい…聴こえないとか関係なく心と心を繋ぐ…

この4年間様々な会場で通訳をしてきましたが…アーティストに魅力があるほど、そのファンの方も優しかったり…感動が大きたかったり…
今回のf(x)ツアーファイナルはまさに感動の嵐…
客席を見れば涙する方も…
とにかく、感情が高ぶるほどの感動を会場で感じながら通訳をしました
あっという間に曲が終わり…
そしてアンコールへ…
会場が一体となった大きなf(x)コール
f(x)やアンコールも手話にして耳の聴こえない方と共に表現します

『キャーー』との大きな歓声からアンコール…

どこから❓ステージにはいない…
何と2度目の会場を歩いて歌う場面
アンコールでは一階の真後ろのドアから入ってきたメンバー…
車椅子スペース横の階段上からクリスタルさんとルナさんが降りてきて…
初めにクリスタルさんへ感謝の気持ちで会釈…
そしてルナさんへ会釈をと思ったところで真っ直ぐルナさんが耳の聴こえない方へ歩いてきて突然のHug…
驚く聴こえない方と通訳の私
そして、ルナさんの涙…
なんてキレイなんだろう…
なんて気持ちをストレートに表現するんだろう…

驚きと同時に感動しました

そして、通訳の私とも会釈をして離れようとしたところ…
耳の聴こえない方がステージスタートから付けていたウサギのパペットをそっと差し出すと、ルナさんが笑顔で受け取るその姿が余りにもキュートで再び会釈…
私は今までこの様な場面に遭遇した事がないので、驚きや感動が入り混じり、冷静にならなきゃと思い会釈を2回したんだと思います…

それぐらい…これまでにない優しさに包まれたストレートな行動を目の当たりにして動揺を隠しきれませんでした

それでも、周りの座席にいたファンの皆様はルナさんに向かって『優しい』と声を掛けたり、その場面に共に涙してくれてたりと、何とも言えない優しい温かさに包まれていました

そして、その後にビクトリアさんとアンバーさんの順に歩いて…
耳の聴こえない方と通訳の前をビクトリアさんが通ると会釈…
アンバーさんが通ると会釈…
メンバー全員が会釈してくださいました
クリスタルさんは美しく会釈をしてくれ
ビクトリアさんは笑顔いっぱいに会釈
アンバーさんは耳の聴こえない方と通訳それぞれの目を見てくださり会釈…
うーん…アンバーさんの場面は互いが深々とお辞儀でした
まだまだ感動は続きます…
最後にメンバー全員がステージへ
曲が終わった後にルナさんは涙…
それを見守るメンバー
そして本当に最後の曲…
韓国語で歌っていましたが日本語字幕が流れてきます

その字幕に合わせ、耳の聴こえない方共に手話で歌いました

感動のフィナーレ…
メンバー全員で、日本の初ツアーファイナルをファンと共に喜びあい、ダンサーの皆様や全スタッフさんに感謝の言葉…
そして、ファンへの感謝の言葉…
歓声に包まれて終えメンバーがステージからいなくなった後もf(x)コールが鳴り止みませんでした

通訳として、これだけの温かい空気が広がる会場に居合わせたのを感じたのは数えるだけしかありません

耳の聴こえない方へ銀テープを『どうぞ』と言ってくださったファンの温かさ…
帰りがけに、声をかけてくださり『聴こえない方へ伝えてください』と言ってくださったファン…
『Hug良かったですね』自分の事のように喜んでくださるファン…
日頃から聴こえない方を支えてくださったファン友達が帰りに駆けつけて『もう、私まで感動したよ』涙ながらに聴こえない方へ伝える姿…
聴こえない方の潤んだ目を見て…ヤッパリこの活動を続けてきて良かったなと思った場面でもありました

どの場面をとっても物語の1ページになるほどのエピソードが詰まったツアーファイナル

素敵な場面に立ち会う事が出来たことに改めて感謝の思いでいっぱいです
最後になりましたが…
手話通訳同行に際し、ご理解とご協力を頂きました主催者様、事務所の皆様へ心より感謝申し上げます

また、手話通訳との事でご理解を頂きましたファンの皆様へ心より感謝申し上げます

MusicHandler協会は様々なLIVE、イベント、コンサートの手話通訳や通訳するにあたり、聴こえない方への安心と安全を目的に主催者様、事務所様へのご理解とご協力をお願いしています

聴こえなくても音楽が楽しめる…
ファンの皆様と一緒にトークがわかる…
チケット2枚分に込められた思いを皆様と同じようにステキな思い出となるよう努めています

(チケット2枚分という言葉を使ったのは現在はまた手話通訳としての理解が進んでいる途中です。その為、介助者扱いとなりチケット2枚分用意しなければ手話通訳を同行出来ない現状がある為です。本来であれば通訳は英語や韓国語の通訳と同じ立場です。手話言語を日本語に通訳をするのにステージは確認以外はほとんど見る事がありません。今後の課題として手話通訳同行の際にはチケット1枚で入れるようご理解を求めて行きたいと思っています。また、主催者様、事務所様から通訳としての配備として手話通訳を含めて頂きたいと心より願っております。)
今後も様々な会場でお目にかかる事もあるかと思いますが、温かい目で見守ってくだされば幸いです

今日は特に長い長いブログとなりました
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
今日の物語の1ページを胸に刻みMusicHandler協会としてバリアフリーを進めていきます





by Hasegawa
