さて今日は真冬に戻ったような寒い1日でしたので
まだ片付けに迷って残しておいたリビングのこたつに入って、ほっこり音楽鑑賞をして過ごしました
wowowで録画しておいた
『辻井伸行・カーネギーホール・デビューライブ』
曲目は、
ベートーヴェンのピアノソナタ『テンペスト』
ムソグルスキーの『展覧会の絵』ほか
辻井さんの演奏を鑑賞して思うことは
この人はホントにピアノが好きなのだろうなあ
ピアノに対してとても真摯で一生懸命に向き合っている演奏だなぁ。
ということです。
ありきたりな感想ですが、ピアニストの演奏を聴いて、こんな印象を持つことは逆に少ないです。
『目が見えない』事で、とっても慎重に鍵盤の上を這って行くような指の動きから出る音色は素朴な感じがします。
派手さは無いけれど、ホントに辻井さんの独特の世界観に引きこまれます。
そして、辻井さんはオーディエンスの空気を感じながら弾いている気がして、その一体感がまた彼の魅力なのかな…とも思いました。
もうひとつ録画しておいた
『辻井伸行×ゲルギエフ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲No.1』
指揮者のゲルギエフさん…
若い頃はチョット苦手でしたが
久しぶりに観ると、なかなか良かった
辻井さんのチャイコフスキーは、若々しい躍動感のある演奏でした
ただ、このチャイコフスキーの1番は、私の中でどーしても譲れない名盤があって…
1988年録音の
ベルリンフィル/カラヤン
ピアノ/エフゲニー・キーシン
私の中でかなり衝撃的な感動を覚えた演奏でした。
このLDは実家の父が所有してます。
産後、実家に帰って久しぶりにまた観てみようと思います