ピアノレッスンで1番初めに難しい課題となること…
それは、
『ゆびのかたち』
私の幼い頃の先生方は よく
『たまごをにぎるように』と
おっしゃっていました。
自宅練習でキーボードなどを使うことが多い最近の生徒さんたちは、
指が反っている事が多い気がします。
また、鍵盤に指をくっ付けた状態で、
指の腹で押すように打鍵するクセが強くあります。
これでピアノが弾けないワケではありませんが、間違いなく美しい音色で演奏する事は出来ませんし、初級の曲でさえ技術的に弾けない曲が出てきてしまいます
ピアノ教室の中には、正しい指のかたちが出来るまで、ピアノに触れさせない!
という先生もいらっしゃるくらいです。
music BOLEROでは、そこまで厳しく徹底しているワケではありませんが、
生徒さんの進捗状況をみながら
タイミングを見計らって指のかたちを指導しています。
その時に使用しているのが、
この小さなボールです。
ポイントは…
○指の間隔を出来るだけ広げる
○腕ではなく指の力の使い方を感じる
○打鍵より、離鍵の感覚を養う
いつもは指がピンピンに伸びてしまう生徒さんも、このトレーニングをしたあとは、キレイな打鍵が出来るようになります。
一瞬だけど
でも、こんな一瞬の積み重ねで
美しい音色で演奏できる手を作りあげていくのですね
私自身、音楽大学に入学してから
指のかたちを改善するように指導された経験があり、この大切さを痛感しました。
楽しく好きな曲を弾きたい生徒さんたちに
集中力を持って指のトレーニングをさせるのは、はっきりいって…
至難の技です
しかし、生徒さんたちの将来のために私も地道に指導していこうと思っています