こんばんは!
アラフォーメタボで、不眠症で、アル中で、うつ病で、しかも発達障害のくせに、なぜかダンクシュートを目指して頑張っている、チャレンジャー、虫歯天使です。
風邪を引いてしまってトレーニングができず、昨日は微熱36.9℃にもかかわらず、エアロバイク一時間と、軽い筋トレをやってしまった虫歯天使です。
念のため、さっき家を出るときに体温を計ったら36.5℃でした。少しほっとしていますが、まだまだ体はだるいし、喉が痛いです。
さて、ありがたく頂いたボーナスで、思いっきり高い買い物をしてしまいました。
タニタの体組成計 DR-802 です。まさかの五万円オーバーです。一般家庭用体組成計としては、同社のフラッグシップモデルですね。
そして、時代の変化ってすごいですね。まじIT革命。
スマホアプリと連動して、これもんですよ。
こいつの数字が一番甘めですね。
体内年齢なんて十歳くらい違うんですけど?
というわけで、本日は、ダイエッターの誰もが気にする数字、「体脂肪率」について語ってみたいと思います。
このマシーンDR-802 の真骨頂は「体脂肪率」ではなく、知る人ぞ知る「筋質点数」なのですが、そちらについては、またの機械に。
さて、今ある己の肉体を乗り越えようとするすべての人間にとって、体重だけでなく体脂肪率を同時に知りたいという欲求はとどまることをしりません。
だって筋肉が10㎏増えるのと脂肪が10㎏増えるのとでは、10万円もらうのと10万円盗られるくらいの差があります。
いや、もっとあるかも。
まさに天国と地獄ですよね。
しかし、この体脂肪率という数字はなかなかのくせ者で、計る機種によっても違うし、同じ機械で計っても時間帯によってかなり変動します。
25.60%なんて表示されていますが、十の位の2はまあ確実とみていいものの、
一の位の5は時間帯によって、4にもなるし6にもなる数値です。
したがって十分の一の位の6には意味はほとんどなく、
百分の一の位の0は単なるこけおどしです。
有効数字は2桁ですね。
さて、話は百年ちょい昔にさかのぼります。
近代科学の黎明期において「原子」というのは、「便利な仮説」に過ぎなかった、という有名な逸話があります。
その存在が確信されるようになるまでには紆余曲折のアツいドラマがあったのですが、
最終的には、それぞれ独立な異なる手段で測定したアボガドロ数が、ほぼほぼ同一の値を示したということです。
その「体脂肪率」は単なる想像上の存在ではなく、絶対に真の値が存在するはずのものですが、
機器によるばらつき、時間帯によるばらつきの大きさを考えてみると、その数字の不確かさは、当時のアボガドロ数程度のものでしかありません。
これは別に、体脂肪率を測定する方法が無いというわけではありません。
一般家庭レベルで、それも頻繁に計測するには、技術的、設備的、費用的に不可能というだけのことなのです。
Wikipedia先生に尋ねてみれば、精度の高い体脂肪率の測定方法がいろいろ紹介されていますが、家庭用の体組成計としては、比較的、精度の低いものしか存在しません。
また、身長や年齢などを入力する必要があるのは、その測定が直接的なものではなく、ある程度の規模の信頼できるデータベースと照らし合わせた推定値に過ぎないことを示していると思います。
もちろん、その推定値の精度を高めるための企業努力には凄まじいものがあるのだと思いますし、推定するための計算方法などは、虫歯天使には理解できないような高度な統計処理が含まれるしょう。
けれど、
それでも、
「体脂肪率」の数値そのものは、それほど真の値に近いとは限らないことは現実として認めなくてはいけませんね。
それでは、私たちは、どのようにして、体組成計や体脂肪率と向き合って行けばいいのでしょうか?
●なるべく、1日に何回も計るようにする。特に、休日などを利用して、多数回の測定を行う。
つまり、真の値がなんであれ、その機器の示す「最大値」「最小値」「平均値」を把握することには意味があるだろうと。
トレーニングを続けていくうちに、「最大値」も「最小値」も「平均値」も下がっていくなら、普通に考えて、真の値も下がっているはずです。
●他の機器による計測も、継続的に行う。
つまり、タニタだと甘めに採点されているけど、オムロンだと厳しめだとかいうことは必ずあるはずです。しかし、タニタで計ったものが改善しているのにらオムロンで計ると悪化しているなどということは、さすがに無いと思います。
今の虫歯天使の用に、計測する機器が3種類もあれば、それぞれの機器の相対的なクセを見抜くことも可能です。
そして、もっとも大事なことですが、
●体脂肪率を下げることは、手段であって、目的ではないということです。
極端な話、ジャンプ力が上がって、中年腹が引っ込んで、しかも生活習慣病からも逃れられるなら、体脂肪率そのものは、下がらなくても問題ないわけです。
逆に、体脂肪率をメッチャ下げることに成功したとしても、ジャンプ力が下がったら大失敗です。
そして過激なダイエットをすれば、そんなことは容易に起こり得ます。
体脂肪率が下がっても、ヘロヘロで弱そうな見た目は嫌ですし、体脂肪率が下がっても、今より不健康になってしまっては、全くの本末転倒なのです。
あくまでも、体脂肪率は、パフォーマンスアップへの計画がうまく行っているのかを知るための指標の一つに過ぎないというわけです。
もちろん、かなり大事な指標ではありますが。
このように考えると、体脂肪率の真の値というものに拘る理由は、実は、あんまり無いという結論に至ります。
●体脂肪率は、体重、最大筋力、そしてジャンプ力そのものと慎重に兼ね合いを見ながら調整していけばいいのです。
まあ、長々と書きましたが、実際にはメータージャンパーの人で虫歯天使みたいな体脂肪率の人はいないんじゃないかと思うので、当分の間は筋力が維持できている限り、体重も体脂肪率も下げていくのが目標です。
今回の測定で嬉しかったのは、
推定骨量が多い、というところですね。
これは厳密に計った骨密度とは一致するとは限らないらしいですが、それでも多いに越したことはないでしょう。
これからのハードな筋トレにも耐えられる骨が、ありがたいことに、虫歯天使の中に残っていたようです。
いま64分間エアロバイクこいで、消費カロリーは235kcalと表示されています。今日は筋トレは無しで有酸素だけなので、もう少しこいでみようと思います!