過日、出版社は売ることしか考えてないといったことをかいた。
だが、資本主義社会なんだからどの会社だって売上至上にはちがいない。
それから文寸が閻魔大王のごとくスクープするのは、世間が目を剥く記事を世に出したいというシンプルなモチベーションが働いているためだろう。
下世話に徹するのが週刊誌ダマシイというものだ。
「噂の真相」廃刊以降、タブーなくスクープを放ち続けるのは文寸だけである。
さらに、文寸には文寸のプライドがある。
創業者、菊池「缶」とか、小林秀「尾」とか、川端「茄子」成とかが築いたブランドを汚すまいという一貫したマインドである。
なんせ「茶川賞」とか「植木賞」の勧進元じゃありませんか。
岩「並」文化退潮と入れ違いに文寸文化が幅を利かせてきたのは、これも保守化の一環だろうが。
「週刊文寸」という表記は宮藤官九郎さんから無駄じゃない…無断でお借りしました。利潤は発生しておりません。あたりまえだけど…