インフルエンザA型の由ー押川春浪「海底軍艦」 | あずき年代記

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ブログの恥はかき捨てかな…

かかりつけ医に、鼻腔に綿棒状のモノを突っ込まれ、嗚咽・号泣しそうになった。

インフルエンザA型の由。

誕生月は、子どもの頃から酷い目に遭うので、母親の急逝も知らず、未だに後ろ暗い。

いだてんに天狗倶楽部とやらが出、その中に押川春浪がいた。

東宝の特撮映画「海底軍艦」の原作者である。

原作と映画は全然違うらしいが、東宝の好きな右傾国難映画で、そこに東宝の社風が感じられる。

押川春浪は、国粋主義者であり、神保町の牛鍋屋で景気をつけていると、九段坂を上った待合で永井荷風が馴染みの藝者といちゃついていると聞かされ、荷風許すまじ、と、殴りこみに参った。

一方の荷風は、女将から押川襲来を知り、風を食らって逃げた。

荷風の日記で詳細につづられ、生涯荷風は押川を許さなかっただろう。


よく書くが、軟派の方が頼もしいものである。