この4月で異動になって、3年半くらい携わった仕事から離れることになった。

そして今日で最後の仕事を終えたので、
色々と感傷に浸りながら、一人お疲れ会をしている。

いろんなことがあったな。

最初の案件では、幸運にも社内で一番優秀と言われる人と一緒に仕事をして、その人から出る一言一言に刺激を受けた。なんて面白そうな仕事なのだろう、とドキドキわくわくしたっけ。先月久しぶりに彼女と仕事をしたけど、経験を経ても、圧倒的に優秀で頭がキレるという評価は変わらなかった。そして、久しぶりに緊張して背筋が伸びた。憧れという感情は、人を成長させる一番の原動力になると思う。でもそう簡単に出会えるものでもないから、これから当面は、自家発電でやっていかなきゃ。

ミス、トラブルは数え切れないほどやらかした。
そして残念なことに、自分は、トラブルを未然に防ぐ能力よりも、トラブルを揉み消し、なかったことにする能力に長けていると発見した。だめだけどね、それって。

そして、何人もの女に淡い恋をした。笑
恋をするポイントはいろいろあるけど、仕事ができる(かつ、外見はそこそこ普通以上で良い人!)であれば、すぐ簡単に恋をした。
もちろん一応大人だし普通の社会人の枠に収まっている人間なので、クライアントを唐突にご飯に誘ったりはしない。一歩踏み込んだことなんて一度もなかった。今じゃ自分でも覚えていない人が多いだろう。
でも、案件が始まって終わるまでまでの短期間、メールのやり取りや打合せが楽しみだったし、彼女達の案件は通常の3割増で力を入れた。
仕事人としては終わっているのかもしれないが、そんな肥料がなければもっと早く女として枯れていただろう。
そして同時に、もう私は、実りある両思いを築けなかったとしても、密やかなる片想いでなんとか自分をおさめつつ、恋は形而上学的なものと理解しやっていけるのではないかと考え始めた。

今日終わった最後の案件は、大好きな業界、アパレルブランドの案件。これまた簡単に、客の会社の2,3人に恋をした。(一人なんて名前も知らない)
人生における重要なタイミングで、別の判断をしていれば、あるいは、もっと努力をしていれば、彼女たちと同じ職場で仕事をしていた可能性だってあったのだろうか、とも思う。
そんな後悔や無意味な妄想をしつつ、酒をあおりつつ。
はい、明日からは、ちゃんと現実を見て、そして危機感も持って、目の前の時間に対峙してほしいですね、自分。
祈りを込めつつ、酔っ払いの駄文おしまい。

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