中学生くらいの頃だったと思う。

鉄道好きでよく大阪駅へ写真を撮りに行っていた。

優等列車(特急や急行)が発車する11番線でいつものようにお目当ての

列車が到着するのを待っていたある日のこと、ホームのキオスクに一人の

おじさんがやってきて「オロナイン頂戴!」って叫ぶとキオスクのおばさんが

黙ってオロナミンCを出してきた。それをみておじさんが「あはっ、オロナミン

Cやったな!」って照れ笑いしてたのを思い出した。

この二人の絶妙な間合いでの所作をそばで見ていて子供ながら感心してしまった。

あとで気づいたのであるが、オロナインもオロナミンCも同じ大塚(製薬)の

商品だった。