温暖化と昆虫の関係
地球温暖化に伴い、多くの昆虫(その中のいくつかは害虫)の分布が拡大していることはよく知られたことでしょう。
http://eco.nikkeibp.co.jp/em/column/torii/41/index.shtml
http://www.asahi.com/special/NorthPole/TKY200608070333.html
その一方で、昆虫の増加がさらなる温暖化をもたらす、という報告がありました(この場合の温暖化は、地球全体の温暖化というよりその地域の温暖化と捉える方がより適当でしょう)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121127-00000016-jij_afp-int
http://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/full/ngeo1642.html
温暖化でキクイムシが北上→その一帯の木材が枯死→蒸散作用の喪失→温暖化という流れです。温度上昇幅は1℃にも達するというのは驚きです。本当に、地球と生物の関係というのは、相互的なものなのだなあと実感させられます。
なお、キクイムシの増加はカナダだけではありません。先に紹介したアラスカもそうですし、日本でも増加しているのです。
http://column.odokon.org/2007/0327_180100.php
そういえば温暖化に伴いいくつかのシロアリ(日本では特にイエシロアリ)の分布が拡大しているのも有名な話ですが、シロアリはセルロースを腸内細菌で発酵する際に、強力な温室効果ガスであるメタンガスを発生します(全球で放出されるメタンの数%程度がシロアリ起源とも)。
では、温暖化に伴うシロアリの増加は温暖化にどの程度寄与するのだろうか、などとふと思ったのでした。まあキクイムシとは温暖化のメカニズムが違いますが。
なお、「昆虫の分布拡大の原因は、温暖化ではなく都市化や流通の拡大のため」という反論がよくあります。実際、これはある種の昆虫にとってはその通りで、地球温暖化とは無関係に拡大している種もあるでしょう。しかし、地球温暖化をその要因とする場合も数多くあるのです。
総括すると、「地球温暖化や都市化の進展や流通の拡大などが組み合わさって、ある種の昆虫の分布域は拡大している」ということになると思います。
http://eco.nikkeibp.co.jp/em/column/torii/41/index.shtml
http://www.asahi.com/special/NorthPole/TKY200608070333.html
その一方で、昆虫の増加がさらなる温暖化をもたらす、という報告がありました(この場合の温暖化は、地球全体の温暖化というよりその地域の温暖化と捉える方がより適当でしょう)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121127-00000016-jij_afp-int
http://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/full/ngeo1642.html
温暖化でキクイムシが北上→その一帯の木材が枯死→蒸散作用の喪失→温暖化という流れです。温度上昇幅は1℃にも達するというのは驚きです。本当に、地球と生物の関係というのは、相互的なものなのだなあと実感させられます。
なお、キクイムシの増加はカナダだけではありません。先に紹介したアラスカもそうですし、日本でも増加しているのです。
http://column.odokon.org/2007/0327_180100.php
そういえば温暖化に伴いいくつかのシロアリ(日本では特にイエシロアリ)の分布が拡大しているのも有名な話ですが、シロアリはセルロースを腸内細菌で発酵する際に、強力な温室効果ガスであるメタンガスを発生します(全球で放出されるメタンの数%程度がシロアリ起源とも)。
では、温暖化に伴うシロアリの増加は温暖化にどの程度寄与するのだろうか、などとふと思ったのでした。まあキクイムシとは温暖化のメカニズムが違いますが。
なお、「昆虫の分布拡大の原因は、温暖化ではなく都市化や流通の拡大のため」という反論がよくあります。実際、これはある種の昆虫にとってはその通りで、地球温暖化とは無関係に拡大している種もあるでしょう。しかし、地球温暖化をその要因とする場合も数多くあるのです。
総括すると、「地球温暖化や都市化の進展や流通の拡大などが組み合わさって、ある種の昆虫の分布域は拡大している」ということになると思います。