二酸化炭素濃度、観測史上最高に | さまようブログ

二酸化炭素濃度、観測史上最高に

 気象庁によると 、2009年の日本付近の二酸化炭素濃度は観測史上最高となりました。


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図1:綾里・南鳥島・与那国島の二酸化炭素観測データ。全地点において二酸化炭素濃度は上昇している。



 NOAAによると、 ハワイ・マウナロアでも観測史上最高となっています。


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図2:ハワイ・マウナロアでの大気中二酸化炭素濃度の測定データ。過去の二酸化炭素観測データは、マウナロアのものが最も古い。つまり、この図が、人類が知りうる過去の二酸化炭素濃度の最も良いデータとなる。無論、実測ではなく推定なら数億年前にまでさかのぼることが可能だが。


 これらの地点だけでなく、WMOデータを見ると 多くの観測点で2009年の二酸化炭素濃度は観測史上最高を記録しています(全データを自分で確認したわけではありませんが、おそらく全観測点で観測史上最高でしょう。大気はよく混合されています)。


 二酸化炭素濃度は着実に上昇を続けています。