春の雨
陽気に誘われて諏訪崎 というところを歩いてきました。「森林浴の森100選」に選ばれている、海に突き出た小さな岬です。雨の後の森は、散歩するのにもってこい。人の手の入らない鬱蒼とした森ではなく、ここのように人の手の入った森なら。
携帯で撮影した写真なので画質悪いです。デジカメ持っていくべきだった・・・
もう桜が咲いています。ソメイヨシノではなくオオシマザクラ
ですが。もとからソメイヨシノよりは早く咲きますが、それでもここまで早いのは記憶にないです。
ツツジ。
アセビ
。すっかり春です。
OK。気をつけよう。
私もいちおう科学で生計を立てる身ですので、草木禽獣に詳しくありたいとは思うのです。そうでないと片手落ちではないか、と自問してしまう私は、古いタイプの人間でしょうか?こういうキノコの名前でもすっと出てくるようになりたいです。
ジブリっぽい木
だいぶ岬の先端に近づいてきました。ヤブツバキ
の花が地に落ちて、何やら妖しい雰囲気です。
四国の海岸沿いは、ヤブツバキやウバメガシに代表される照葉樹を基本とする植生です。その名もずばり「ヤブツバキクラス 」と称されます。
激しい浸食を受け垂直にそそり立つ崖。この日は曇りでしたが、それでも海が青いです。
このあたりは、緑色片岩
という青緑色の石で構成される岩盤を持ちます。それが砕けて砂礫浜を作ると、このようになんともいえない「青緑」を生み出します。
青緑といえば、のだめカンタービレの黒木くんの色。フランス語で根暗・陰湿を意味する色です。ネガティブです・・・
というわけで、別の日に撮った「鮮やかな青」の写真を。
中央やや左の島は佐島 という島で、かつては銅の精錬所がありました。画面奥、横方向に伸びているのが佐田岬半島 。今は風力発電の風車 が数十機も回っています(天気がよければ見えるのですが)。
さんぽはいいですね。
年寄りみたいとか言わないで。