温暖化対策基本法案、閣議決定 | さまようブログ

温暖化対策基本法案、閣議決定

 各紙、一斉に報じています。社説でも各紙取り上げられていて、注目の高さがうかがえます。

朝日:http://www.asahi.com/paper/editorial20100313.html?ref=any#Edit2

日経:http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20100312ASDK1200912032010.html

毎日:http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100313k0000m070134000c.html

読売:http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100312-OYT1T01288.htm


 みなさん、どう読まれたでしょうか。個人的には、日経新聞が一番前向きな社説だなあ、と思いました。以下、全く個人的見解です。偉そうに論評などしてみました。


朝日:原発の問題にこだわりすぎではないでしょうか。問題の本質はそこではないように思います。

日経:今回の法案の利点・問題点を併記し、かつ将来にわたる課題や解決案を提示した、実にバランスのとれた内容ではないかと思います。かつ、前向き。最後の「国際合意がないからといって、日本は低炭素化への挑戦を足踏みさせてはならない。 」という文には、諸手を挙げて賛成します。

毎日:日経と同等のいい記事のように思えます。きちんと評価すべき点は評価しているかな、と。

読売:ちょっとネガティブすぎ?あと、「日本が不利な削減義務を負った京都議定書」という主張はやや被害妄想感がありますし、「実質的な削減目標がはっきりしなければ、具体的な対策や、それに伴う国民負担などについての議論は進められまい」は、そんなことはなくて両者を並列して議論していくことはできる(というより並列して議論していくべき)と思います。とにかく、(短期的な)国益最優先という感じがしてならないです。


 まだ法案を詳しく読んだわけでもないですし。えらそうに論評するのはよくないかもしれませんが。直感的に思ったことでした。

 総合的には、私はこの法案、かなり評価できると考えています。