タンポポの、早春以後に開花した花をご紹介致します。

*****4月いっぱいまでは、何回も追記しようと考えていますので、よろしければまた後で覗きに来ていただけると嬉しく思います♪*****

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↑1885(2018年に85番目に開花した交配株)
開花したタイミングにより濃淡が出るものの、今のところ家で一番赤い花のカントウタンポポです。
裏側が濃い赤だと、後から表側にも赤みが強く出てくるようです。

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↑2017年採集のオレンジ色系のカントウタンポポ

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↑1828(右側)
ピンク色系のカントウタンポポ交配株(左は桃日輪の発色し始め)
やっと桃珊瑚(2016年採集)と同じか、それ以上のピンク色花が咲きました♪
ちなみにこれが

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↑桃珊瑚です。1828と桃珊瑚は、花も葉も似ています。赤系、ピンク系の色は後から発色する色なので、開花した時の気温や天気等によって差が出ます。

個人的には桃珊瑚以上のピンク株を持っていなかったので、桃珊瑚以上のピンク花を目指すにしても、それ以下のピンク株と交配するしか手が有りませんでした…。
ですからこの株は、より濃いピンク色花を目指すための、桃珊瑚の交配相手として、「待ちに待った株」なんです♪
おそらくですが、この1828株と桃珊瑚を交配すれば、実生でも、かなりの確率できれいなピンク色花が咲くのではないかと思っています。
中には親を上回るピンク色花が咲いてくれるかもしれません♪
いよいよ楽しみが大きくなってきました!

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↑1870上からつぼみ時、開花時、終了時
1870は今年、2年目になった株から綴化、オバケの花が咲きました。3芽のうち2芽が綴化したので、間違いなくこの性質が有ると思います。
1870の花は、桃珊瑚にとても似ていて、開花した後でピンク色に変わります。
ピンク花のオバケが偶然出来ました。

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↑1828X1870
上でご紹介した1828と1870は昨年も開花していましたので、交配していました。
この花は改良の1つの方向と考えている、弁先が細くならない花型に、少しだけ近付きました♪
たまたま偶然なのですが、嬉しいです。
抱え咲きぎみです。

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↑管咲きタンポポ「雅」の交配株(孫株)です。
開花した時は、管咲きが咲いた!と喜んだのですが、よくよく見ると、中心部分が開いている、中途半端な花でした。
でもしかし、確実に近づいている…そんな気にはさせてくれました♪

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↑緑花X小緑の交配
緑色系をねらったカントウタンポポの交配株の一部です。この2花は同交配の兄弟株なのですが、花形に結構な違いが出ています。花色はどちらも緑色と言うよりはクリーム~白系で、雄しべ雌しべも花色と同じくクリーム系でスッキリしています。

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↑左側が緑花X小緑(カントウタンポポ) 右側は比較用のシロバナタンポポです。
左側(緑系)は雌しべも花粉もクリーム色系ですが、右側(シロバナ)は雌しべと花粉が黄色系ですね。この写真は花色が多少黄色っぽく写っています…。

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↑2017年採集の、カントウタンポポ「千手」です。
一部の花弁の先端が、人の手のような形になっているので、「千手観音」の「千手」せんじゅ の部分をお借りした名前にしてみました。
今年、初めてヤフオクにも出品してみました。

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↑ご存知 緋紅蒲公英です。
緋紅蒲公英は弁数(花数)が多く、その分1頭花あたりの種子も多く着きます。そしてそのクローンの種子を多く着ける性質は、セイヨウタンポポと変わらない印象です。種子を屋外に飛ばさないよう、咲き終わった頭花は摘み取った方が良いですね。
一部の種苗会社で、屋外に生育していた本種を、日本タンポポの新しいピンク花として販売された事があり、注意が必要です。
また、クローンの種子を着けるため、交配には使えません。


●4/17追記↓↓↓↓↓↓

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↑現在の1828

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↑1878

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↑1878と1828でピンク系交配してみました。

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↑現在の赤系1885早春は非常に赤かった株…

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↑マキノ赤系(花喜野さんより)黄色がとても濃く、裏は濃い赤
1885とマキノ赤系で赤系交配してみました。

4/22追記↓↓↓↓↓↓

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↑白いカントウタンポポを目指している内の1株
花型が良く、だいぶ白い花を咲かせる個体が出来てきています。
自生のウスジロカントウタンポポのクリーム色系~白系の株は、花弁が細いか、厚みが薄いものが多いです。
この写真の株は花弁の巾と、厚みがある白い花を目指している系統です。
この系統は雌しべと花粉が黄色いです。

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↑前に紹介している別系統(緑色花を目指している)の白系花は、雌しべや花粉がクリーム色、雌しべが緑色でスッキリしたイメージですが小輪です。
いずれこの2系統を交配することにより、スッキリしたイメージの白花と、緑色で普通~大輪サイズ花を作ることが出来ると考えています。