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雪が降る季節の少し前にフワフワ飛ぶ雪虫の正体がアブラムシであることはよく知られていますが、その生態は結構ややこしい。

体長4mm位有り大きく一番目立つのは北海道のトドノネオオワタムシで、10月中旬頃にトドマツの根からヤチダモに移る。
これが雪虫で、全てメス。北大の秋元助教授によると、このメスはヤチダモで子供を、オス4メス5匹程産んで☆に…
この子供が綿の無い親になると交尾して、メスは1つだけ卵を産む。
この卵が越冬して4月下旬に孵化(全部メス)この子達が親になり、150匹程子供を産む(全部メス)子供達は、親になるといきなり綿と羽が出来て、6月頃トドマツに飛んで戻る。このメスが産んだ子供はトドマツの根まで潜り、秋までメスだけの世代を繰り返す…とのこと。

ちなみに札幌や本州などの雪虫は主に体長2mm程のケヤキフシアブラムシ(生態はコメントにて)が多い。

今回の写真はエノキワタアブラムシ。じつはこの子は寄主植物の転換をしないから雪虫じゃない…ただのワタアブラムシ…(笑)悪しからず…。
●3=甘露が好きなクロオオアリも、綿が邪魔で直接飲めなない…。仕方なく落ちたのを舐めてますね…(笑)