以前トビイロケアリを女王1匹から観察した時のお話です。

クロオオアリやクロヤマアリの女王は、餌も無い巣にこもり、最初の働きアリを1~2匹育て上げ、そこからコロニーが始まります。

トビイロケアリの場合、女王はエサも無い巣の中で、最初の働きアリを、なんと20匹も育て上げるんです。自分の観察では18~23匹の働きアリを育てました…。スゴいでしょ?…。
それで中野の爬虫類ショップの当時の店長に聞いたところ、トビケは繁殖力がハンパなくて、あっという間に4ケタ以上に増えるから、度々減らさないと…。と言われました。
そりゃ大変だ…間引くのもかわいそうだし…悩んだ末、コロニーを近所の河原に放すことにしました…m(_ _)m。今の内に。

もしもアリのコロニーの始まりを観察するなら、このトビイロケアリがどこにでもいるし、子沢山です。繁殖力は脅威的ですが…。

トビイロケアリの新女王は夏休みころに、夜のコンビニのガラス面に羽アリとして沢山集まります…。
1匹ごとに試験管に入れて脱脂綿のフタを湿らせて、暗くて涼しい所に寝かせて置けば、後は観察するだけいいです。