お産のふり返り:退院 | 鍼灸師が創った元祖国産よもぎ蒸し【よもぎ庵】子宮菌活®

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■りんごの第1子お産のふり返り

①『お産のふり返り:母児緊急搬送

②『お産のふり返り:緊急帝王切開


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10月18日(木)  九大病院 入院4日目。




九大の産科がとても忙しい雰囲気であるのは
この入院期間中に私も感じていた。



特に出産数が多い時期らしく、
1日13件ほどお産があったとの話だった。


その状況から考えると
私が緊急搬送されたとき
よくベッドが空いて受け入れてもらえたなぁと
つくづく幸運に感謝した。



大きな病院では
もともとかかっていた妊婦さんのお産以外に

私のように緊急で搬送されてくる妊婦もいる。


ばたばたと走り回っているスタッフの状況から
かなり忙しい状況であることは見て取れた。


朝の回診時に医師が言った。


『術後の経過もいいようですし、
当初産む予定であった助産院に
移るというのはいかがでしょうか?


というのも、正直な話、

こちらの病院の機能が麻痺状態になっていまして
よその科のベッドも借りている状態なのです。


こちらの都合でもあり申し訳ないのですが、
もし問題ないようであれば
これから助産院の方に連絡してみますけれど、いかがですか?』





私の返事は

『九大から出ることは全然かまいません。

私も緊急で受け入れていただいて、
本当に感謝しているので


そういった人のためにも、
少しでもベッドを空けてあげたほうがいいと
思いますので、出ることはいいです。



ただ、助産院に移るのも、
あちらも10月はお産が多いとおっしゃってたし
私が入ることでベッドがうまっては困るでしょうし
私自身の感情としても、今は予測できないけれど

もしかして助産院に行き
「本当はここで産みたかった・・」とか、
なんともいえない感情になるかもしれないと思うと
ちょっと、助産院に移るのがいいのかどうかわかりません。

私は退院後、実家に身を寄せる予定ですので
何もしなくて寝ているだけの環境が可能ですので
問題なければ退院して実家に行きますけど
それでもいいでしょうか?』




私の素直な思いだった。
結局、病院側は助産院にも連絡を入れてくれたようだが
やはりベッドは満床だったようで
私は実家に身を寄せることになった。
それでよかった。



私は緊急に受け入れてもらって、
子供の命を救ってもらった。
少しでも、1床でもベッドを空けることができれば
他の誰かの受け入れが可能になる。
病院の提案に何の不満もなかった。



退院前の最後の検診の際、医師に言われた。

『ご理解くださりありがとうございます。
どうしても地域医療を担っていますので、
こういう状況も発生するのです。


先ほど廊下で、ご主人さんにもお会いし
説明させていただきましたが


ご主人さんも、緊急で受け入れてもらったから・・と
同じことをおっしゃって下さりました。

本来なら最後までお世話するのですが、
ご理解ありがとうございます。』




病院を後にするとき、執刀医に挨拶に行った。


『本当にありがとうございました。
先生の言葉に、私は本当に救われました!
次はVBAC(=帝王切開経験者が経膣分娩すること)でお世話になりに
戻ってきますのでよろしくお願いします!』



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帝王切開で4日で退院!!


周囲にかなり驚かれた。
私の退院後、りんご堂の患者さんが面会に来てくれたらしく
『面会に行くともう退院されていて驚きました!』とメールが入った。
それくらいのスピード退院。



まあ、海外では帝王切開でも4日で退院はよくある話らしいし
何よりも、子供と一緒に退院できないかもしれないと
緊急帝王切開後の当初言われていたのに
母子共に、しかも4日で退院ということは
大丈夫!とお墨付をもらったようで、それはそれで嬉しかった。



病院を出て久しぶりに昼の外の空気を吸った。



駐車場までの木立の下、
木漏れ日を浴びながら我が子と記念撮影をした。


季節がすっかり秋に変わっているのに驚いた。

あの夏も本当に暑い夏で、
その暑い夏は福岡では10月前半まで影響していた。

いつまでも続くかのように思えた暑い気候も、やっぱり変わっていく。

私の妊婦生活もまた夏の熱気と共に終わったんだなぁと、節目を感じた。


時間は確実に流れている・・


確実に我が子の人生は始まっている。


つづく

→次は、『産後の想い