は じ め に
海野郷を中心に平安時代から戦国末期までの約6百年の長きにわたって信州と上州にまたがる地域を支配した名族海野氏です。
この名族の歴史を研究調査のために「海野史研究会」は会長宮下和友氏、副会長桜井正敏氏ら数人によって昭和52年1月1日に発足した。
月刊誌:歴史研究「海野」の創刊は昭和57年1月18日であった。
「朝日将軍木曽義仲公八百年祭が木曽日義の里で行われる年。又来年度は上田築城四百年祭が行われる予定である。この輝かしい意義ある新年に当り歴史研究「海野」が同好諸氏の多大なる拍手を浴びて発刊することが出来るのは、喜ばしい限りである。
会報「海野」を毎月1回発行し会員諸兄の連絡並びに研究を積み重ねるための糧にすることができれば幸いである」
と発刊によせるその胸の内を表明したのは故宮下会長であった。
以後373号まで31年1ヶ月にわたり、発刊し続けることができた。
このことは事務局長の任に当たった私にとって、至上の喜びであり誇りでもあります。
東御市の地域づくり活動補助金を活用した本書の刊行は「海野史研究会」による研究活動の集大成であります。
これらを「滋野氏考」「海野氏のあしあと」「ものがたり(海野)」「真田氏のルーツを探る」「海野系寺社」「全国の海野氏」などに分けて編集しました。
今後新たな遺跡発掘や古文書の発見により見直され書き換えられることもあるかと思いますが、皆さまには本書を「海野」研究の手がかりとしてご活用いただければ幸いです。
