第四十七侯【蟄虫坏戸】
「蟄虫坏戸」
「むしかくれて とをふさぐ」
《仲秋》【秋分】次候
私たちが秋の風を感じている頃、
虫たちはひと足早く
冬眠の支度をはじめます。
三月の啓蟄の初侯「蟄虫戸啓」では
虫たちが戸を開きましたが、
この侯では戸をふさいでしまいます。
蟷螂(かまきり)や蟋蟀(こおろぎ)は
卵を産んで次の年に新しい命をつなぎ、
紋白蝶や揚羽蝶の幼虫は
さなぎになって寒さに備え
てんとう虫やクワガタは成虫のまま
木の根元や土の下に潜って、
啓蟄までの半年近く、
静かに春を待ちわびます。
❇︎季節の飲み物❇︎ 【青蜜柑】
夏の名残が抜けきらないこの時期に、
秋を運んでくる青蜜柑は、
蜜柑の中でも最初に収穫が始まる
極早生温州という品種で、
9月から10月にかけて出荷され、
通称青きり蜜柑といいます。
ジューシーで酸味が強く、
秋冬の、こたつで食べるみかんにはない
若く爽やかな香りを放ち、
横半分に切ると、薄緑の皮と橙色の果肉の
コントラストが鮮やかです。
出回る期間が短いこともあり、
季節感を強く意識させられる果物です。
疲労回復に効果があるクエン酸を
たっぷり含むので、
残暑で消耗した身体を癒すためにも
積極的に摂っておきたいですね。
◆◆◆開運の鍵◆◆◆
虫たちが冬ごもりの支度を
はじめる時期🐞🐛🐜
10月1日を目安に衣替えをしましょう。
衣替えをし、季節感を味わうことによって、
秋を楽しむ心の余裕が
運勢を大きく上げていきます✨✨