「おまめ、今日来るか？」
キムタク様から連絡が入った。
会う予定も特にしてないし、何なら毎日連絡取りあう訳でもない。
もしや「洗濯畳んで」とか「マッサージして」ってことか？
←相変わらず使われるおまめｗ
仕事も終わって家でダラダラしてたし、そのままキムタク様の家へ。
「よっ
今日何してたの？」
「何してたのって・・・仕事してきたんだよ
」
「ちげーよ！俺が連絡するまで何してたの？って話
」
相変わらずです。（笑）
で、行ってすぐに気がついたんだけど。
キムタク様・・・顔が赤い・・・
聞けば帰宅してから一人でダラダラとお酒を飲み続けてたらしい。
お酒強いのに、珍しい位に赤面していた
「何？大丈夫？」
「俺が本気出したらこんなもんじゃないから」
「まず酔ってないし」
いやいや、顔真っ赤ですけどね・・・？
っていうか、酔うと目をパシパシするからすぐわかるｗ
「おまめも飲むだろ
」ってやたら絡んでくるから、呑むつもりもなかったんだけど
とりあえず１杯付き合うことに
するとしばらくして、これまた珍しいことに仕事の愚痴を言い始めた
前にも書いた通り、私の仕事と彼の仕事はまあまあ似ている。
取引先ではないものの、似たような業種で働いているから多少理解しているつもり。
その日の話も会社の人間関係、特に上下関係のことで悩んでいるという話だった
「・・・って感じでさ。中間が不在で俺が抜けると困るわけ。」
「なのにあの上司、分かってないんだよな。」
「そうだねぇ。ひとり欠けても現場が回るっていう頭でいるんだろうね
」
そんな風に相槌打っていると
「最近さ。」
「俺、男としてこのままでいいのかなって考えちゃうんだよな。」と。
一応役職もあるし、稼ぎもそこそこあるし、一人で生きていく分には
申し分ないそうだ。
って、まあまあ付き合いたての彼女に「俺一人だし問題ない」とか言うなよｗｗ
ただ、ローンやその他支払いを抱えているのも事実。
そこに回しても生計は立てられるけど、もう少し自分に余裕のある金額を持ちたい。
「毎月支払いも固定で～万ってあるし、そこに貯蓄だ光熱費だなんだって掛かってさ。」
「結局、遊びに回せるお金なんてなくて正直きついんだよな。」
「このままつまんない人生で終わっていいのかなって思うこともあるんだよね。」
「おまめにこんな話していいか分かんないけど、やってみたいこともあるし。」
ぶっちゃけると月の半分以上、キムタク様の家に寝泊まりしている。
最近じゃ朝夕と食事も一緒にするようになったし、正直自分の家を維持する意味もなくなってきている。
なにかあれば帰れる場所は必要だけど・・・。
「手助けしてあげたいけど、そこは頑張ってとしか言ってあげられないもんね」
「まぁ、私が同棲するとかなれば話は別なんだろうけど」
「正直、本当におまめもここに住んだらって思うのよ」
「既に半同棲してるみたいなもんだしな、家賃もったいないじゃん」
「だけど、ここに住むことで家具とか家電とか、処分するものも出てくる訳じゃない」
「万が一サヨナラすることになった場合、また買い揃えなくちゃいけないでしょ？」
「前の奥さんがきっかけだけど、もうそういうので揉めるの怖いんだわ。」
「若くないし、もう簡単に色々なこと決められないからな」
「そもそもおまめは同棲したくない派なんだろ？」
ほう・・・
って、いつまで私に元嫁を重ねるのよｗｗｗ
「私、婚約破棄に遭った時ですら慰謝料も請求しなかったんだよ？」
「そんなつまんないことで文句言ったり請求するように見える？」
「見えない」
「そんなおまめがいいなって思うから一緒に居るんだよ」
その日の夜は珍しく真面目モードでお互い話をして、すごくいい時間だった
これから先の自分の人生と、私との付き合いをちょっとだけでも真面目に考えてくれているキムタク様。
今まで付き合ってきた中で、そういうタイプの人がいなかったからさ。
なんかこんなちゃらんぽらんな感じなのに色々考えてるんだな～って感じちゃったんだよね。
まぁ、お酒飲みながらだけどさｗ
ここには書かないけど、色々やってみたいこととがあるのを知って、ますますこの人に興味持っちゃった
やっぱりさ、こんな時代だけど。
男性には夢とか願望とか、無理ない程度の野心みたいなものは少しでも持っていて欲しいと思っちゃうの。
出来もしないことは仕方がないけど、流されたりくすぶってほしくないのよ。
私の中のヒーローであってほしいから
・・・って言っても、つまんないギャンブルで稼ぐ！とかそんなこと言ったらすぐ別れるけどなｗ
とりあえず、同棲ってどうなの？
私婚姻前に暮らすのとかロスだと思うから興味ないんだけど・・・
今の感じは正直ラクだし、案外自分に合ってるのかな