こんにちは~。
この人の話。
ある日の週末の夜。
「おまめ、明日は?」
「明日?夕方に相談所のコンタクトが1件入っちゃった。」
「そのあとに坂口さんとご飯行く予定」
すると
「まだ坂口さんと繋がってたのか」
「なんだよそれ繋がってるよ
」
「あっそ・・・」
「最初あんなに胡散臭そうとか言ってたくせに・・・」
坂口さんの話になると、キムタク様は相変わらずだった
「明日の坂口さんとの予定、断っちゃえば?」
「なんでよ」
「だってお見合い終えてから会うんだろ?」
「そのあと待ち合わせとか遅くなるし、なんか面倒くさそうじゃん」
確かに相談所のコンタクトは急に飛び込んできたから予定してなかったしな
終わって急いで向かっても、坂口さんとの待ち合わせに間に合わないかも・・・な状態
それでも勝手なこと言って坂口さんを振り回すのもなー・・・
モヤモヤ考えていると
「明日晴れるし昼は花見しながら散歩しようよ」
「夜は一緒に夕飯食べに行きたいし!延期しなよ!」
何が何でも行かせたくない様子のキムタク様
念のため、坂口さんに連絡を・・・。
「実は急遽、相談所のコンタクトが1件入ってしまって。」
「もしかしたら時間が前後しちゃいそうなんですが、予定通りで大丈夫でしょうか?」
「間際にすみません」
「あはは!おまめさんは本当に裏表の無い正直者ですね!」←褒められてるのか?
「またスケジュール合わせていきましょう!」
と言ってくれました。
こういうとき相談所同士だとありがたいなぁ。
他のコンタクトへの理解が多少あるもんね。
ありがとう、坂口さん・・・
っていうかバカ正直な私もどうかとは思うが(笑)
普通はそういうのひた隠しにしなくちゃいけないのかしら・・・?
ということで、翌日は夕方のお見合いの時間までキムタク様と
近所の桜を見ながらお散歩してました。
まだその日は肌寒く。
桜もチラホラという感じで、人の通りもまばらでした
「なんか酒でも買うか」
「いやいや、私このあと夕方からお見合いだってば」
「大丈夫だろ、まだ時間あるんだし!」
相変わらずのキムタク様に振り回されるおまめ
・・・でも昼間のお酒って罪悪感と特別感が入り混じって最高においしいよね(笑)
「つまみでも買うか」
そういって近くに出ていた屋台でたこ焼きを買うことに。
「お姉ちゃん、べっぴんさんだな!」
店のおっちゃんに絡まれるおまめ(笑)
「ありがとうございまーす」
「俺好みだわ!なに?隣は彼氏?」
その展開、気まずいからやめて・・・
「いや、違う?・・・なんだ、夫婦か」
「お姉ちゃん、指輪してるもんな」
って、私が普段から身につけてる右手の指輪を見ておっちゃん続けます。(笑)
もうやめて~なんて言っていいか分かんないから
「お兄さん」
「こんな可愛いお姉ちゃんも、化粧とると全然違うの?」
キムタク様、無言で頷く(笑)
お前、私のスッピン「ノンタンみたいで可愛い」って言ってたやんけ!!
↑※ちなみにノンタンは男の子ですw
「あはは!お姉ちゃん、言われちゃってるじゃん!!」
「そりゃ寝る前は化けの皮も剥がさないとね~」
ガハハと笑いながらたこ焼きを渡すおっちゃん。
なんつー絡み方してくるんだ
っていうかキムタク様も無言で頷くとかなんだよ・・・(笑)
「あの親父の絡み、面倒だったな」
「確かにキムタク様も結構絡まれる方?」
「俺しょっちゅうだよ。話しかけやすいのかな?」
「えー、顔だけ見たら全然冗談通じなさそうだけどね」
「おまめ、、、そういうとこだぞ」
たこ焼きをつまみつつ、桜を眺めながらふとキムタク様にこんな質問を。
「キムタク様はどんな色が好き?」
「色?!難しいな・・・」
「おまめは?」
「私はピンク!昔からずっと好き!」
「だから桜も大好き」
って話をしたら
「俺がおまめに買ってあげた誕生日プレゼント。」
「あれ確かピンクにしてたよな?」
「あのチョイスでよかったんだな」
ってさ。
覚えててくれたのね、プレゼントの色。(笑)
その後も
「気づけば今年はおまめとたくさん花見したなー」
とか言ってきてさ。→1回目はこちら。
その他にも何度か夜桜見物に行ってました
この人は私のことどんな風に思ってるのよって
いい加減モヤモヤし始めました。
そろそろ物語完結します