飲み友達のキムタク様の家に行った夜のこと。
ベッドの中に入ると、キムタク様はよくお話ししてくれる。
寝る時はもちろん照明を落とすんだけど、お話してくれる時は
いつも決まって全部は消さない。
それが私たちの寝る前のお話タイムの合図。な、はず。←
エッチした後も、今も変わらず先に寝たりはしないで起きててくれるし。
エッチしない夜も「寝るぞ」と言いつつ、いきなり話しかけてくる。
会話してくれるのって地味に高ポイントだったりする(* ´艸`)
話す内容はくだらない話題が多いけど、時にはお互いに真剣な話をすることもあったりする。
その日はセックスはしない夜で、豆電球が点いていた。
「なぁ」
大体、キムタク様は深呼吸してから「なぁ」で話を始める。(笑)
「ん?」
「俺って優しい?」
いきなりどうしたんだ
「え、うん。優しいよ」
「こうして受け入れてくれるし、お土産とか気遣い半端無いし」
「いつも有難いなー嬉しいなーって思ってるよ」
「そっか・・・」
「なんでおまめってこんなにいい子なのに、うまくいかないの?」
またその話か
「こっちが聞きたいよ、恋愛不適合者なんだろうねw」
「そうじゃないだろ」
「だってさ、いつも俺のすることに対して感謝の言葉とか欠かさないじゃん」
確かにキムタク様。
私の為にお酒準備しておいてくれたり、お土産買ってくれたりする。
時にはご飯も作ってくれるし、お風呂に入る時は黙ってタオルやパジャマも準備してくれる。
こんな奴だけど意外と優しさの塊だ。
「へぇー・・・でも当たり前じゃないし、言葉にするのは当然じゃない?」
「そう思うよ」
「だけどたまに、おまめが虐待を受けて来た子供みたいに見えるんだよな」
なにそれ
「俺のしてることって普通なんだよ」
「だけど、おまめってすごい喜ぶしすごい感謝してくれるじゃん」
「今までどれだけ男に傷けられてきたのかなって」
「まぁ喜んでくれた分、俺もまた何かしてあげたいって気持ちになるんだけどさ」
「え、それって私が可哀想に見えるからやってあげてるんだぞって意味?」
「そうじゃないよ」
「こんなに相手を気遣えるのに、なんでうまくいかないんだろうなって話」
「俺からしたら最高の女なのにな」
そうか・・・
私って人から見たら怯えて生きているように見えるのか、って。
自分ではそんなつもりなかったんだけど、過去の経験とかトラウマって
あるのかな~。
心からの感謝が、顔色を伺うような態度にみられてたこともあったのか、って。
私はいつも親に「自分のことは後回しにしてでも、相手を優先しなさい」って育てられてきたから。
相手の人が自分の時間を割いてくれることには感謝しかない。
だってその時間は自分のことを後回しにして、相手を思ってくれて動いてくれる訳だし。
なんだけど、、そういう考えも婚活している身分としては重いのかな~
キムタク様にはいい部分だと褒められたけど、自分の中ではモヤモヤしてしまう部分になりました(´・ω・`)
まぁ、キムタク様は元奥さんと比較してるから、そういう部分がいいなって気になるんだろうけどね。
難しいな。