ちょっとおひさしぶりなブログです
前回の記事から「どうしようかな~。」と考えて一度止めてしまいました。
結果として、前回恋が実ったかもと盛り上がったKさんとは1週間と短い期間でしたが、おしまいにしました!
婚活または恋活されている方。
インターネットを利用しての活動ってすごく便利ですが、やはり基本は知らない者同士で目には見えないお付き合いからのスタートです。
常識的ではない方、沢山いらっしゃいます。
どうか皆さんが変わった方とお付き合いやトラブルのないよう、願っています
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さて。
久々に美術のお話を書きたくて、ブログを更新しています。
丸の内にあります三菱一号館美術館に行って参りました!
目的は2017年9月24日(日)まで開催されている【レオナルド×ミケランジェロ展】です
世紀の対決?!と謳われている程、天才が揃った夢のような展示会でした(*^^*)
展示会の前に、こちらの美術館に来ると必ず立ち寄るCafé 1894様へ。
いつ来ても高い天井が素敵です。
優しい光の射し込む建物内は、一歩外に出たら都会の道路沿いということを忘れさせてくれます。
ただいつも残念に思うのは、おしゃべりの声が大きいお客様が多いことです。。
もっと店内で掛かっている音楽をゆっくり聴きながら食事を楽しみたいなぁ…と思ってしまいます。
場所柄、色々な方がいるので仕方がないのでしょうけれど
お食事は展示会コラボメニュー
-Pranzo Fiorentino プランツォ・フィオレンティーノ-
を、いただきました
前菜、スモークサーモンのテリーヌ。
メイン、牛のアリアータ。
プランツォ・フィオレンツィーノという名前は、「フィレンツェのランチ」という和訳になるそうです。
二人の故郷、フィレンツェをモチーフにした食材メニューでした。
目にも鮮やか。
何より、どちらも少し酸味の効いた食材を使用していたりと、夏を感じるメニューでした。
とっても美味しかったです
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食事を終えて、カフェ並びの細い小道を抜けて進みます。
近代的な作品展示が多い美術館なのであまり来る機会がないのですが、この美術館に続く道や景色、建物の配置、ビル群の吹き抜けが大好きです。
やっと、美術館まで来ました。
今回の展示会の見どころは「素描」。
両者共に素描を徹底しており、何より弟子にも「素描しなさい」と口うるさくデッサンを強要したそうです。
目玉でもあった
左:レオナルド・ダ・ヴィンチ作 《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》
右:ミケランジェロ作 《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》
上記作品の撮影OKなパネルです。
プリントしたものとはいえ、これだけでも細かくそして繊細に鉛筆を走らせていたことがわかります
毎日毎日、キャンバスとにらめっこの毎日だったんだろうな…。
本当、「何かを極める人」というのはいくつになっても尊敬します
これは彫刻ですが、この自然な肉づきや筋肉の動きでさえも、デッサンから学んだものであるというのが見て分かります。
いくつか彫刻の展示もありましたが、私は前面よりも背面の造りに惚れ惚れしてしまいました。
肩甲骨からお尻にかけての筋肉の考察力、たまりません
展示内容についてはそこまで両者に詳しい訳ではないので割愛しますが、展示スペースの壁に書かれていた言葉がとても素敵だったので紹介させてください
「絵画と彫刻の両者は同じ才知に由来するものですから、お互いに仲直りして大袈裟な議論は止めにしてもらいたいのです」(ミケランジェロ)
「君の人物像の全ての筋肉を明瞭に見せようとするな。もしそれを守らないなら、君は人物像ではなくクルミの入った袋を模写したようになるだろう」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
今の時代でもしっかり通用する言葉。
耳が痛い人もいると思います。
私もそうでした(笑)
「あの人はこうだけど、私はこうだから。」
そういうのってどちらの為にもならない。
「あの人のアレいいな!私も真似してみよう!」
一瞬は満たせるけど、自分らしさじゃない。
時代が進んでも尚、万人に受け入れられる偉人というのは、
カリスマ性を持ち
他人の意見を鵜呑みにせず
ネガティブよりもポジティブで!
という意思の強い人ばかりだったんだろうな…と思わざるを得ない、心に染み渡った展示会でした
こんな風に自分を客観的に見ることが出来て、かつ、物事をじっくり考えられることの出来る美術鑑賞が大好きです。
次は何を観に行こうかな♪