十和田市は「アートの街」としてまちづくりを行っていて、十和田市現代美術館を中心にまちかどにはオブジェが置かれ、ちょっと他にはない独自の景観が広がっています。

 

 

十和田市現代美術館の前を通る官庁街通りは、幅36mもあり、そこに松と桜が300本以上も植えられ、歩道部分には、十和田が馬の産地だったことにちなんで、馬に関連するオブジェが点在しています。

市内西部には十和田湖と奥入瀬渓流があることもあり、スッキリと清々しく、美しい街という印象を持っています。

 

 

十和田は鉄道駅がないので、東北新幹線の八戸駅か七戸十和田駅からバスで入るのが一般的。十和田湖や奥入瀬渓流へのアクセスで検索するとわかりやすいです。ほとんどのバスルートが十和田市の中心街を通り、そこに十和田市現代美術館があります。

 

外観からしてアート! 

屋外展示作品はもちろんのこと、建物にはガラスが多用されていて、外から内部の作品を見ることもできます。もっとも有名な作品は、ロン・ミュエクさんの《スタンディング・ウーマン》。ちょっと怒ってる? と思いきや、角度を変えると、慈愛の表情も読み取れたりして、人の多面性を感じられます。

作品の内部に入って体験・体感するコミッションワークが多く、現代アートって楽しんじゃって良いんだ!と最初に教えてくれた、大好きな美術館です。

 

 

奈良美智さんの作品《夜露死苦ガール2012》と、ポール・モリソンさんの《オクリア》が描かれた建物が、「カフェ&ショップ cube」です。

十和田や青森の素材を使ったメニューや、季節のメニュー、展覧会限定メニューなどが用意されています。

 

 

★「とわだ短角牛とごぼうのビーフパイ」★

市内にある「SASAKI FARM」で飼育された短角牛と十和田産ごぼうに、青森県産のガーリックを聞かせたフィリングが、ぎゅっと入っていて、つなぎ少なめの肉々しいしいハンバーグが入っているみたい。

 

 

サラダにはフライドごぼうがトッピングされていて、これが美味。これだけサイドメニューでほしいくらい。季節には野菜スープはニンジンのポタージュでした。

旅行中の食事は生野菜が足りなくなるので、ランチにしっかりとサラダが食べられるのは嬉しいです。

 

★「創業70年 十和田で人気の『福田菓子舗』のアップルパイ」★

シャキシャキ感を残した大きめのリンゴが入っていて、シナモンの風味も良く、スタンダードなアップルパイ。さすが創業70年! 奇をてらわない王道の味わいでした。

 

 

特別展の時などには、「福田菓子舗」さんに依頼して、コラボスイーツを作ってもらっているそうなので、いつかは独創的なオリジナルスイーツも味わってみたいと思います。

 

十和田市現代美術館|カフェ&ショップ cube

住  所:〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9

電  話:0176-22-7789

営業時間:9:00〜16:30 

休店日 :月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)

メニュー:

「とわだ短角牛とごぼうのビーフパイ」¥970

「創業70年 十和田で人気の『福田菓子舗』のアップルパイ」¥480

 

(訪問:2023年11月30日)