2021年度レギュラーシーズンが終了しました。
今回はトレカ開封と関係なく、マリナーズに関する感想を書いていきたいと思います。
まずは面白いシーズンをありがとうですね。
162試合目まで手に汗握って楽しめるなんてなかなか無いことです。その意味では、ヤンキースもレッドソックスもブルージェイズも共にこの状況を演出した仲間みたいなもので、このワイルドカードからワールドチャンピオンが出てくることを願います。
MARCO GONZALES
故障離脱があったものの10勝。来年は4年連続の開幕投手か?
シーズン最終戦でプレイオフ進出が絶たれてしまいましたが、試合終了間際は今年で契約が終了するカイル・シーガーの送別会みたいな雰囲気になっていましたね。チームが2,000万ドルのオプションを行使すれば戻ってきますが、35本塁打&101打点とはいえOPS.723には高い金額。しかし数字だけでは推し量れない部分もあり、リーズナブルな再契約を結ぶという目も・・・あるかな・・・?
KYLE SEAGER
将来のマリナーズのチーム殿堂入りは確実。去ってしまうのか?
ワイルドカードを争ったチームの中で、マリナーズの特徴と言えば、得失点差が唯一マイナス(-51!)だった事ですね。
この部分が、勝ち越していても評価が高くなかった理由だと思います。しかし、ファンとしてはそういうチームが評価の高いチームと互角に競り合っているという状況は楽しいものではありました。
MITCH HANIGER
39本塁打、100打点。彼の存在は大きかった。
と言っても改善が必要なのは明白。得点数はリーグ11位タイ、失点数はリーグ8位で、どちらにしても良い数字ではありません。
良かった指標としては>.500。これは勝率5割を超えているチームに対しての勝敗数で、マリナーズは44勝34敗で+10。これはリーグ2位の数字で、強いチームに対してよく勝ったといえます。
J.P. CRAWFORD
2年連続のゴールドグラブ賞祈願!
ジェリー・ディポートGMはシーズン終盤に契約延長が発表されました。シーズン前にプレイオフ進出を目指すと表明したとき、だいたいは否定的な反応だったと思いますが、そういう人たちを見返した戦いぶりでした。なので、契約延長には不満はありません。ただし目標未達なのは変わりなし。
TOM MURPHY
変顔でファン増。守備は悪くないですが、もうちょっと打って・・・。
シーガーの件もそうですが、来シーズンをどういう布陣で戦うのか。ストーブリーグが待ち遠しいです。ワールドシリーズを含めた全日程が終了してから動き出すので、例年この時期は”早くポストシーズン終われ!”と思いながら過ごしています
また2022年、マリナーズの試合を見るのが楽しみです。
あと何人かの選手について、思ったことを。
YUSEI KIKUCHI
勝負の2021年は終盤に失速。プレイオフを争う大事な試合に登板できないということになりました。
4年6,600万ドルのチームオプションが行使されないのは確実ですが、1年1,300万ドルの選手側オプションは常識的には行使するはず。
来シーズン1年頑張って評価を高めなければなりませんが、ライバルも多そう。
KYLE LEWIS
2020年にア・リーグ新人王に輝くも2021年は6月以降故障離脱。
彼がいたら結果が少しは違っていたかも知れませんが、それよりは来年が大事。戻ってきた時にどこまでやれるのか少し不安もあります。
EVAN WHITE
2020年にゴールドグラブ賞に輝くも2021年は5月半ばから故障離脱。
優れた守備力ながら打つ方は・・・。特に打撃力が求められる一塁手なので、これは問題。4年1,940万ドルの契約が残っているので、何としても活躍して欲しいところですが。
JARRED KELENIC
MLB.comのプロスペクト・ランキングで最高4位、大きな注目を浴びてデビューしたジャレッド・ケレニック。
その1年目は.181/.265/.615、14本塁打に43打点。WARは-1.7というものでした。しかしプレイオフを争うチームでチャンスを与えられ続け、首脳陣の期待の高さがうかがえます。
プレイオフ進出には彼自身の飛躍も不可欠。なかなかの熱血ぶりも見せて好感。頑張って。
JULIO RODRIGUEZ
そして先述のランキングではケレニックに次いで5位、現ランキングでは2位となっているフリオ・ロドリゲス。
来年デビュー見込みで、本人は開幕メジャーも視野に入れているとのこと。チームはそうしないでしょうけど。彼が上がってきた時がマリナーズの再建期が終了する時、となれば良いなあ。