今回は、過去の開封の中でも問題作と言えるこの商品です。

320箱限定発売、オート5枚入り。すべて殿堂入り選手で、さらにオートが書かれたアイテムのリデンプションも入っていておよそ5万円也という高級版。

しかも箱の中にはミッキー・マントル、サンディ・コーファクス、ジョー・ディマジオ、ウィリー・メイズ、テッド・ウィリアムズ、そしてハンク・アーロンの6人のうちどれか一人のカードが保証されているというもの凄い宣伝文句でした。

 

 

 

 

まず目に入るのはPASTIME POINT PROGRAMのカード。100ポイントとなっています。まあ利用する機会はありませんでしたが。

 

 

 

 

TED WILLIAMS   PASTIME PORTRAITS(/1)

そして1枚封入されている1of1のアートカード。BRENT NAUGHTON氏の手によるものです。

このカードの裏にリデンプションがあったので、確認するのは後回しにしました。

 

 

 

 

では1枚目。

 

 

 

 

PHIL NIEKRO

1977年発売のTOPPS CHEWING GUMに封入されていたカードにオートを書き加えたもの。選手も、こういうカード自体もこの時は初入手でした。

フィル・ニークロは史上屈指のナックルボーラー。14年連続で200イニング以上投げ、1年おいてまた5年連続で200イニング以上を記録するなど驚異的な耐久力を誇りました。弟のジョー・ニークロも投手で、兄弟で合計539勝を上げています。

 

通算:1964~1987年 24年 864登板 318勝274敗 防御率3.35 3,342奪三振

 

 

 

 

2枚目。

 

 

 

 

BOB DOERR

2006年版のDIAMOND SIGNATURESより。

ボブ・ドーアは1986年にベテランズ委員会の選出で殿堂入り。主立ったタイトルの獲得は無いものの、毎年安定した成績を上げてオールスターに8回選ばれました。背番号1はレッドソックスの永久欠番になっています。

 

通算:1937~1951年 14年(1945年は軍に所属) 1,865試合 打率.288 出塁率.362 長打率.462 2,042安打 223本塁打

 

 

 

 

3枚目。

 

 

 

 

RALPH KINER

2004年版のDONRUSS LEATHER & LUMBERより。

ラルフ・カイナーは現役生活10年、32歳で引退しましたが、1940年代後半にパイレーツに所属し7年連続本塁打王に輝くなど猛打を振るいました。背番号4はパイレーツの永久欠番で、「ホームランヒッターはキャデラックに乗る。シングルヒッターはフォードに乗る」という言葉でも有名。

 

通算:1946~1955年 10年 1,472試合 打率.279 出塁率.398 長打率.548 1,451安打 369本塁打

 

 

 

 

4枚目。

 

 

 

 

STEVE CARLTON

2004年版のFLEERより。一瞬どちらの選手のオートなのか考えますが、まあカールトンでしょう。

通算329勝のうち、この二人が一緒のチームだった時期に190勝しています。5年間はカーディナルス、7年間はフィリーズでチームメイトでした。通算勝利数は左腕としては歴代2位、背番号32はフィリーズの永久欠番です。

 

通算:1965~1988年 24年 741登板 329勝244敗 防御率3.22 4,136奪三振

 

 

 

 

ラスト5枚目。

 

 

 

 

STAN MUSIAL   STARDOM RELICS QUAD PATCH AUTOGRAPH(/1)

2007年版のTOPPS STERLINGより。

開封時オオッ!と思わず声が出てしまったカード。四枠の窓にはそれぞれ複数の配色がなされており、豪華。1,951という数字はキャリアの打点数で、歴代7位の数字です。前述した目玉の6選手に匹敵するレジェンドを引けて嬉しいです。

 

 

 

 

で、ふと気づいたのが、その目玉の6選手のカードが出てこなかったこと。5枚目に出てくるのかなと思っていたら、ミュージアルでしたし。もしかしてスケッチカードのテッド・ウィリアムズがその扱いだったのか?と愕然としつつ、最後に回していたリデンプションカードを確認すると。

 

 

 

 

WILLIE MAYS   SIGNED 8×10 PHOTO REDEMPTION

カードではありませんでしたが、ウィリー・メイズのサインフォトの交換券が出てきました。当時存在したPASTIMEのホームページを見ると、ポイントプログラム2,500点分に相当するアイテムでした。これは、いいものだ・・・

・・・が、申し込んでも送られてくることはありませんでしたね。

 

 

 

 

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まあメイズの交換券はアレでしたが、オートは全員が初入手でしたし、当時の感想としては悪くなかったです。よく知りませんが、このPASTIMEなるブランドはこの商品の発売後に活動自体が停止したようで、ポイントなどは諦めるしかなかったですね。

そして商品の情報については、開封した当時のメモを元にしています。まず間違ってはいないと思いますが、勘違いがあったらスミマセン。