リズムをとるために気をつけるべきこと【02】 | ピアノ・声楽・作曲・音大受験のミューズアート音楽学院のブログ

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音楽の意志に従う
メトロノームを止めた時。
メトロノームの音は頭の中で、

鳴っていませんよね!

鳴っていないっていうことは、
今の今、練習していた自分は、
メトロノームに合わせていた分では無かったんです!

リズムをとるために気をつけるべきこと
【01】から読む


もし、
メトロノームに合わせて演奏していたのであれば、
それを止めた直後に演奏した時、自分の演奏の中に、
メトロノームの音が、
頭の中で鳴るはずです。
実を言うと、メトロノームに合わせて演奏することなど
ありえないのです。

なぜならリズムは、
自分の中にあるからです。

自分の中にあるリズム感に満足していないから、
心地よいと思う、理想のリズムに近づけるために
メトロノームを使って練習していたのです。

そうです!
お手本となる理想のリズムは自分の中にあるのです!
理想に近づくと確かめたくなります。
だからメトロノームを止めて、
それを自分で聴いて確かめたくなるんです。

ん…?
んん…?
んんんんん…?

ではその自分の中にあるリズムは、
誰を手本にしているのでしょう!

それは音楽の意志です。

曲には、こう演奏されたいという意志があります。
その意志に実は、導かれているのです。
その曲は”こう弾いて欲しい!”と言う
曲の気持ちを、音楽家は
感じ取って演奏しているのです。

それを感じ取るために、
”今の自分のリズム感では足りないぞ!”
と思うから練習するのです。

つまりリズムは、
メトロノームでもなく、
自分でもなく、
音楽の意志
合わせているのです。

オーケストラの楽団の皆さんも同じ事が言えそうです。

この続きはまた明日に。