脳に良い習い事~認知症予防にもピアノ | Museの音楽雑記帳

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昨晩放送の「林修の今でしょ講座」で、名医が自分で行っている病気の予防法を紹介していました。

順天堂大学の白澤卓二教授は認知症予防のために40歳になってから自ら始めた楽器があるとおっしゃるのですが・・・。

私は「ピアノでしょ・・・ふふふ・・・」と今回も発表前から確信を持っていました。

案の定、「それはピアノです!!」と答える名医。

「おお~~っ!」と感嘆の声を上げるゲスト。

ほらね!(笑)
テレビで何度も見てきた展開です。

習い事を一つにしぼるなら=ピアノ

12歳までに習わせると良い習い事=ピアノ

認知症予防に有効な楽器=ピアノ

もはや「脳に良い=ピアノ」というキーワードは「現代人の常識」の域に達しましたね!?(えっw)

 
番組でも紹介されていましたが、カナダの脳外科医であるペンフィールドが描いた脳の地図~ホムンクルスの「脳の中の小人」を見ると、やたらと手が広い範囲を占めています。手指を使うことで脳が広範囲に刺激されるということがよく分かる図です。

 

3次元化したのがこちらの小人像。大きくなっている部分(手、口など)を使うほど、脳を活性化させると考えられます。

私たちが普段の生活でお箸や鉛筆などを使う際は、おもに親指、人差し指、中指の3本を駆使します。薬指と小指を使う道具はほとんどありません。

ところがピアノは5本の指をほぼ平等に使う
しかも両手で。まずここが白澤先生のおすすめポイントのようです。

そして、右脳と左脳を両方使う点も高ポイント。

若いときは脳の一部を局所的に使うことが多いですが(たとえば林先生は左脳ばかり使っていたという自覚が大変強いそう)、年齢に伴って脳のある部分の機能が衰えたとしても、他のあちこちの部分が助け合いながら機能していくのだとか。右脳と左脳の連携も大切になってくるわけですね。

さて、もう一つ、気になるポイントがありました。

苦手なことにチャレンジすることが大切!

つまり、同じピアノを習うにしても、最初から大した苦労もなく習得できてしまうより、最初はうまく出来なかったけど、苦労して少しずつ上達していく過程こそが脳の活性化につながる・・・と解釈できます。

そう!最初からうまく弾けなくていいんですよ!

では、若い時からピアノが得意な人や指導的な立場にある人はどうでしょうか?

そういう人たちは日常的に何の苦労もなくピアノを弾いていますので、学習者に比べるとピアノによる脳への刺激は少ないと思われます。

好きな曲や得意な曲を演奏するのは至福のひとときであり、メンタル面では良い影響があるはずです。

しかし、脳の活性化を期待して演奏するなら、自分の実力に見合った新曲にチャレンジし続けて脳に負荷をかけることが必要と言えるかもしれません。



番組で白沢先生は、ピアノの他に「咀嚼(よく噛んで食べること)」と「日光浴(ビタミンDを生成する)」も大切であると紹介されていました。


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