筋肉の100%の力を発揮するのは普通の状況ではまず無理です。いろいろ工夫して1~2%追加で動員できたら御の字。

人間が普段使う筋肉にはリミッターがかかっていて、本来の20~30%程度の筋力しか発揮できません。

これは100%の力を発揮すると筋肉の圧力に耐えきれず、骨格や血管が損傷して命に関わるため、脳が制限をかけているわけです。いわゆる火事場の馬鹿力。

色んな創作物でもこの話は出てきます。脳のリミッターを解除して100%使える人の映画だったり、筋肉にかかっているリミッターを自由に外せる人が出てくる漫画だったり。

流石に100%は無理ですが、1%でも多く本来の力を発揮する方法はいくつかあります。たかが1%、されど1%。元々動員できているのが20%だとすると、1.05倍の筋力になります。

まず最も手軽なのは、シャウト効果。大声で叫ぶことで、危機的状況にあると脳に錯覚させます。ジムでバーベルを挙げながら喘いでいる人の正体はコイツです。あとハンマー投げの選手なんかも競技中めちゃくちゃ叫びます。 


次にカフェイン。カフェインは摂取することで興奮作用があり、同時にリミッターもほんの少し外れます。ただ効果を実感するには最低200mgはカフェインを摂りたいところ。モンスターエナジーやレッドブルで言うと大体500ml分です。飲みすぎ注意。 


最後にアドレナリン。アドレナリンが分泌されると筋肉が必要と判断され、リミッターがちょっと緩みます。球技や格闘技をやってると多く分泌されます。 


カタボリックといいチートデイといい、大体筋トレはいかに自分の脳を騙すかに収束してる。 



100%の筋力が発揮できたら桃白白みたいなことができると信じてる。