ハンマー投げの室伏広治選手が考案したトレーニング方法の1つにハマロビクスというものがあります。多分ハンマー+エアロビクスでハマロビクス。

やり方は至って単純。スクワットやベンチプレスを行う際、プレートと一緒にハンマー投げ用の鉄球を括り付けるだけ。重量は落ちますがペットボトルでも代用できます。

同じ筋トレを続けると筋肉が負荷に慣れ、刺激を与えにくくなります。数学の同じ問題を何度も解くと早く計算できるようになるのと同じ原理。未だに因数分解が理解できません。

そこでバーベルに鉄球を足します。鉄球は不安定に揺れるので負荷が分散し、筋肉が慣れるのを回避できます。

鉄球を使わなくても、同じ部位のトレーニングで様々な方法を使って追い込むだけでも効果的な筋肥大が見込めます。胸筋なら隔週でバーベルベンチプレスをダンベルベンチプレスに変えたり。

よく外国人が極太のチェーンを括り付けてスクワットしてる動画を見ますが、あれは似て非なるものです。あれはリフティングチェーンといって、挙上後の負荷を高めることができます。

通常バーベルは挙上を始めた直後に最も強い負荷がかかり、持ち上がっていくにつれて軽く感じます。リフティングチェーンを巻くとバーベルと一緒にチェーンも持ち上がることで徐々に負荷が増えていくので、全体を通して負荷を統一できます。

つまりチェーンと鉄球の両方を付けるのが最強。女子高生のスマホみたいにゴテゴテになります。

室伏選手の本名は室伏アレクサンダー広治らしいです。カッコよすぎ。