本日は、お裁縫ナリ。
BIG修斗(次男:高1)の制服のワイシャツのボタンが取れてしまっており(しかも2ヵ所!)、新学期も近いコトから、ボタンの縫い付けにチャレンジした。
俺が元カミさんと離婚して、これまで小僧どもをひとりで育てる過程において最も困ったコトのひとつが、じつは裁縫なのだ。
彼らが小中学生時代には、夏場には学年・組・ネームを書いた小さな白布を水着に、秋になれば運動会のゼッケンを体操服に縫い付けなけばならず、これらには非常に苦労させられた。
必要に迫られるたびに自身が小学校5・6年のときに習ったきりの家庭科の授業(今は男子高校生でも家庭科の授業があるらしいが)を思い返しつつ悪戦苦闘したものだ。
ある時などは、体操服の胸の辺りにゼッケンを、ようやく縫い付けられたと安堵していたら、背中の生地にまでも糸を通してしまい、運動会当日の朝に小僧が体操服が着られなかったという、笑うに笑えない笑い話も。
かくも苦手な分野の作業ながら、BIG修斗の通う高校のワイシャツには胸に学校名が刺繍されており、100円ショップなどで適当なシャツに買い直すのが不可能であるコトから、やむを得ず苦手な裁縫に挑んだ次第。
まずは大好物のカレー鍋と、焼酎のシークヮーサー果汁&炭酸割を用意。 鍋をつつきながら焼酎をグビグビやりつつ、作業に取り掛かるとしよう。
カレーのダシをシャツにこぼさないよう、気をつけねば…。
シャツのボタンを、たった2つ縫い付けるだけで30分も費やしてしまったものの(酒を飲んでいたせいもあるが…)、何とか完成だ!
BIG修斗から、シャツのボタンが取れているというハナシをされた折には、
「俺は裁縫なんてやらんぞ! もっと物を大事にしやがれッ!」
と厳しく注意だけはしておいたものの、こうしてコッソリと繕(つくろ)ってやるあたりは、我ながら甘いなと思う。 アメリカ製のプロテインよりも甘いぜ。
それにしても、針穴に糸を通す、あるいはボタン穴に針を通す、といった作業は思いのほか集中を要するものだ。 ベンチプレスの最高重量に挑むための精神修養としても、意外と役立つモノなのかも知れないな、と思いを到らせたコトであった。