前回のあいの風ワイン列車(富山)に味をしめて、

去る12月14日(水)、長野電鉄が運行する「ながでんワイントレイン」に乗ってきました。

毎年、年末の水曜と金曜にするということで忘年会の利用が圧倒的に多数でした。

4人がけのボックスシートに1組となっているので、2人参加でも相席にならないのはよいですね。約1時間15分かけて長野-小布施の区間を往復します。

 

 

ワイン列車に使われる車両は、昔どこかで見たような懐かしい顔。

そっか、小田急ロマンスカーですね。お隣には、馴染みのある東急ではありませんか!

 

 

乗車中、沿線のワイナリー4社のワインが振る舞われます。今回は、カンティーナ リエゾー、たかやしろファーム、楠ワイナリー、サンクゼールが参加。赤、白、ロゼ、そしてシードル!

さすが長野ですね。車両の中央に、ワインカウンターがあり、グラスを持って行って好きなワインを注いでもらうシステムです。一応、「試飲」とうたわれているので、1杯の量は少しずつ、何度も足を運ぶ必要があります。

 

 

ワインのお供はサンクゼールの特製オードブル!

シェフ手作りの信州ポークのハム、クルミ入りフライッシュケーゼ、ゴーダチーズの生ハム巻き、自家製あらびきソーセージ、ピクルスとオリーブの部ロシェット、野菜のフリッタータ、長野県産小麦のフォカッチャ、と素敵な内容。これで十分と思ったけれど、周囲を見てみると、乾きものから焼き鳥、お惣菜まで持ち込みいろいろ。なるほど、この手もあったのか。

そして、行きに白、帰りに赤を飲もうと思って大失敗。帰りには、ほとんどの赤がなくなっていました。さすが、地元のみなさま、乗り慣れていらっしゃる。

 

 

列車にはサンクゼールの池田さんも乗車し各席をまわってくれたので、長野ワインについて少し質問することができました。 そして列車は折り返しの小布施駅に停車。その間、池田さんによるシードルサーベラージュのパフォーマンスがあり、見事に成功! 

そもそも、日本のワインに開眼したのは、善光寺門前のサンクゼールのショップで長野県特産のぶどう品種の「竜眼」を試飲したのがはじまり。なんでも、善光寺の鐘の音が聞こえる土地で育ったぶどうということで、食事と合わせて気持ちよくすっきり飲めるワイン、という新鮮な印象を受けました。

 

 

ワイントレインの乗車料は、男性4500円、女性4200円。

この企画では好評で、長野電鉄では、2016年12月より、新たに「北信濃ワインバレー列車」の運行を始めたそうです。こちらは、土日祝の昼間に沿線の眺めも楽しみながら、長野から湯田中までの片道運行。ワインのほかに、長野の老舗ホテル「北犀館」のお弁当がついて6000円とのこと。なら、夜の部でいいじゃんと思っていたけど、提供されるワインもグレードアップされると聞いて興味アップ、春になったらまた考えましょう。

 <つづく>