『路線バスの旅』第21弾=大阪堺から三重県鳥羽市行き(だったかな?)=を見た。私はテレビ大阪の9/26(土)再放送版で視たのだがオリジナルはテレビ東京『9/12土曜スペシャル』での放映だった。これはテレビ東京としては人気の看板番組ということで、太川陽介・蛭子能収コンビ+毎回異なる女性ゲスト(マドンナ)の三人が織り成す珍道中を追跡録画した内容であるが何分不定期的な番組なので、私は気が付いた時だけフォローして見ている。

 この旅には「電車やタクシーを使って移動してはいけない」というルールがあって、三泊四日で出発地点から終着地点まで与えられた地図だけを頼りに旅をするわけである。『路線バス』と一言で言っても今はローカルバスは何処でもどんどん間引きされ、廃止される傾向にある。彼らは今回紀伊半島をバスで周回したのだが、あそこは私もJRのローカル『電車』で一周したことがあるが、《過疎化の影響》をもろに受けているから乗り継ぎには大変不便をした記憶がある。ましてや営業的に採算の取れない区間は民間会社の路線🚌バスなどとうの昔に廃止されている。自治体が自家用車などの工面が付かない御老人対策として《コミュニティ🚌バス》を運行している区間がないことはないのだが、あったとしても本数が極く僅かである。時間的に折り合わない区間は、彼らは歩くしかないのである。コース及び歩く歩かないはリーダーの太川さんが中心になって決めるのだが、蛭子能収さんとマドンナからは遠慮ないブーイングが出たりするわけであり、それもこの番組の魅力の一つだ。

 番組は1.ルートの検索と2.宿探し、そして3.毎度毎度の食事はメンバー三人の合議で決める。ルートの選択を誤ると致命的な時間のロスが発生する。宿は何処にでもあるわけではないし、食事だって何処でも取れるわけでもない。・・・というわけで、シリアの難民や国内でも現に未曾有の災害を受けた人々のことを想えば「まるで無理して困難な状況を作り上げている不真面目極まりない娯楽番組!」の如くであり「″お馬鹿さん番組″と何処が違うのか!?」と怒り出す人も或いはおられるかも知れないが、だがこれがこの国では人気テレビ番組の一つなのである。

 一億二千万も人間がいれば世の中色々で、いいも悪いも一概には決められないのだろう。🙌👙👻👽💀🐳🚀🐾👎😠😡😳。