先日もお知らせした「夕刊フジ」の休刊は、大きな話題でニュースでも散々流れています。
主婦の方には余り馴染みがない、駅やコンビニで売られていたタブロイド判の新聞です。
その昔は、まだコンビニなどない時代からの新聞でしたから、買うのは駅の「キヨスク」でした。時代は流れ「キヨスク」と言う名前での駅売りの売店は無くなりました。コンビニでは、利便性を考えて新聞が置かれるようになります。
電車通勤のサラリーマンにとっては、通勤時間の電車のお供は、新聞や週刊誌でした。
大きな全紙の新聞を、器用に折りたたんで読むのが、テクニックの一つでした。タブロイド判は、そうした難点を取り除き、夕刊として帰りの電車では皆が読んでいました。
「オレンジ色のニクイ奴」が夕刊フジのキャッチフレーズです。
中には、風俗などの男性専科と言われるような記事もあり、家庭に持ち帰れず、電車から降りる時に、網棚に捨てていく光景もあり、それをまた拾って読む人などもいたものです。
そんな時代から、世の中はスマホの時代になり、ネット情報も早く、今では電車内で、新聞を読んでいる人を見掛ける事も無くなりました。
20人乗っていれば、その殆どがスマホを見ている人達ばかりです。
新聞離れ、活字離れが進んで、一般紙の夕刊を辞めてしまう新聞社も増えました。
そうした意味では、半世紀以上続いた夕刊フジの休刊は、仕方のない事なのでしょう。
さて、
大倉明さんのブログを読まれている方は、もうご存知でしょうが、休刊される前に、再び「舟木一夫 出会いと別れの80年」が掲載されるようです。
舟木さんの記事を沢山掲載してくれた「夕刊フジ」が、最後にまた舟木さんの事に触れてくれるのは、本当に有難い事です。皆さん楽しみに待ちましょう。
