2009年8月(パリ)
ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省委託研究

太陽光発電との比較


ソース
http://www.greenaction-japan.org/internal/100125_michael.pdf


原子力拡大の推進論者が克服しなければならない最も難しい問題は、技能を
持った労働力の不足と、能力の大規模な喪失だろう。民生用原子力の能力の
最も強固な基盤を持つフランスでさえ、特殊能力を持つ労働者の深刻な不足
に脅かされている。人口動勢が大きな原因である。ベビーブーム世代の多数
の人々が退職の時を迎えつつある――世界最大の原子力発電会社EDF の原子
力スタッフの約40%が2015 年までに退職となる。現在、核関連の卒業生は
4
最大で300 人。これに対し、就職口は1200~1500 人分である。もう一つの問
題は、核関連の卒業生の数が300 と言っても、原子力産業に入る気のある者
がそれだけいるというわけでは決してないという事実である。例えば、米国
では2008 年の核関連卒業生の中で原子力産業あるいは原子力発電会社で働く
ことを計画しているのはわずかに4 分の1 である。これらの卒業生の多くが
自分の研究を続けたり、軍あるいは他の政府及びビジネス部門に入ったりす
ることを望んでいる。
他のほとんどの原子力国も、同様の、あるいはさらに厳しい状況にある。
少なくとも短期的には、深刻な製造上のネック(一部の原子炉圧力容器用の
大きな鍛造物を作れるのは世界でたった一つ――日本製鋼所――しかない)
があるため、現実的な原子力のリバイバルはさらに難しいものとなっている。
本報告書は、これまでの版で扱った諸問題に加えて、過去及び現在の、それ
に、将来ありそうな原子力計画の経済的分析を扱っている。多くの産業の場
合、その技術的学習曲線の成熟により、コストの低下を経験しているが、原
子力産業の場合、現存の建設のコスト及び将来のコスト予測は、着実に上昇
を続けている。マサチューセッツ工科大学(MIT)の2009 年5 月の原子力投
資コストの推定は、設備容量1 キロワット当たりのオーバーナイトコストを
前の推定の2000 ドルから4000 ドルへと2 倍にした。
実を言うと、現実は、すでに予測を追い越している。フィンランドのオルキ
ルオトにおけるEPR(欧州型加圧軽水炉)の目玉プロジェクト(世界で最大
の原子力建設会社アレバNP が運営)は、資金的大失敗になってしまっている。
プロジェクトは、予定より3 年以上遅れ、少なくとも、55%の予算オーバー
で、総費用は50 億ユーロ(70 億ドル)と見積もられている。キロワット当
たり3100 ユーロ(4400 ドル)に近い。
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※高いと言われている太陽光発電
2007年の平均約70万円/kWp
4400ドルということは1ドル100円と換算すると、44万
80円で計算しても、35万
ソース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88



あんだけの危険な物で、かつコストも安くない。
原発全廃して、日本中、太陽光発電、バイオマス発電、地熱発電、その他
にして、これをみんなの
税金で負担してつくりませんか?

そもそも、安全ときれいな空気、国土、緑の大地、お野菜、牛乳、その他すべて
・・・・これらが

お金で買えるなら、そんなに安くなくて当たり前だと思います。
高くても、支払うべきです。

政府や利権団体をはさまずに、ダイレクトに個人とメーカー、業者直接でやりましょう。