「また石巻に行きたい」 自分にとって初めての被災地ボランティアを終えて、今思うことは「真剣に生きていかなくてはいけない」ということです。なぜなら、被災地で「真剣に生きている」人たちに多く出会ったからです。私がともに活動をした被災地の人は、とても力強く前を向いている人たちでした。もちろん、そういった人たちだけでないことも現地の人の話を聞いて知りました。(家族を全員失い自分だけが生き残った人の精神的なダメージについての話も聞いていて泣きそうにもなりました。)でも、あの期間を振り返ってみて、最も印象に残っていることは、被災を受けたにも関わらず「石巻の復興」を目指し、力強く前に進もうとするエネルギーをもって、真剣に生きている人の姿でした。自然災害という最悪の事態から、真剣さとエネルギーをもって、立ち上がっている人たちの姿でした。「自分たちがやるしかない!」という雰囲気に満ちていました。こんな東日本大震災という最悪の状況でも、希望を見いだせる人の強さを知りました。「命あるところに希望がある」という西洋のことわざを思い出します。生かされた命があるかぎり、そこには希望を見いだすことができるように思います。仙台からボランティアに来ている人で「こうして災害があったことで、こんな人たちに出会えて活動できて、言い方は悪いけど、楽しい。」といっている人がいました。その人が感じたままの率直な言葉だと思います。私もこのボランティアの期間は、言い方は悪いですが、とても楽しかったです。色んな人との出会いがあり、似たような志をもった仲間がいて、真剣に活動でき、とても充実した時間を過ごすことができました。あの期間が夢のようです。これから、自分は被災地で感じたこと、思ったことを周りの人たちにたくさん話していきたいです。また、多くの人に被災地ボランティアに参加してほしいと思います。参加することで、多くのことを受けることができると思うからです。そして、自分もまた石巻