活動6日目。残るはあと1日。このボランティアに来てからというもの、毎日が過ぎるのが早い!と思います。だからもっと継続してやりたい気持ちもありますし、この熱い想いのまま、街頭伝道に出たい気持ちもあります。今日奉仕に行ったお宅はとても被害の大きかった地域で、まだまだ瓦礫の山で、自衛隊やトラックが数多く走っていた。災害当日、津波が来るということで車で逃げようとした人々は渋滞して、かなりの人がそのまま流されたそうです。また、流されて、電柱の釘(上るために付けられている)に刺さって亡くなった方もいたと聞きました。他にもおばあちゃんをおんぶして山に登った人も、おばあちゃんが「私はもういい。重いからお前だけ行け。」と言って、背中に掛けていた手を離して、迫っていた波にのまれた話など、かなりショックで生々しい話を、奉仕を依頼したお家の息子さん(高2)から聞きました。息子さんも多感な時期にこれほど悲惨な状況を越えてこられて、様々な心情を通過されたと思うが、この日お父さんと一緒に作業している姿を見て、親子の信頼
関係がよさそうだと思いました。震災直後の話も様々聞いたが、きっと、お父さんの前向きで強い、変わらない姿に、息子さんは支えられているのかも、と思った。震災直後はこの辺りの住民は皆、中学校の屋上に上ったらしいが、食べ物を廻る争いなども起こったらしく、お父さん曰く、「人間を見た」とおっしゃっていた。今朝アボジの自叙伝でも、ちょうど興南のご飯を廻る争い、恋しさについて書かれたところを読んでいたので、心情深く、この親子が通過した数日を想像させられた。まだまだ復興の道は長いけど、変わらず前向きに生きていって欲しい。だから、統一教会の青年だけでなく、全ての食口がバトンでこのボランティアを繋いでいくべきだと思った。現地の人々のためにも、食口のためにも。