日本を教育した人々 (ちくま新書)/齋藤 孝

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教育改革が叫ばれていますが、何をどのように変えていこうとしているのか、なかなか具体的な姿が見えてきません。
著者は、4人の「教育者」を取りあげ、何を教えてきたのかを探っています。

吉田松陰は、志を熱く語りました。
福沢諭吉は、クールに、「不羈独立」を説きました。
夏目漱石は、人間に対する理解を教えました。
司馬遼太郎は、気概を持った人間を描きました。

みな、日本人の向上心に火をつけました。
元来、何のために学ぶのかということは、いかに生きるかということでした。
日本人を日本人たらしめた教育はどのようなものであったのかを知ることは、グローバル化した今の時代に、もう一度考えてみなければならない問題でしょう。

偉大な教育者を語る著者にも熱がこもっていました。
教育を考える上で、オススメの本です。

レビューより