今日の活動現場は石巻市でも比較的海沿いの住宅街の阿部さんというお宅でした。津波の被害がひどい地域で、2メートル近い浸水を受けていました。家具や畳の運び出しと泥出しをしていきました。
実際に現地の状況を見ると、家の中が泥だらけで、綺麗な和風の住宅が廃墟としか思えないほど床がグレイ一色で色々なものが散乱して,ものすごいショックを受けました。
やっぱりテレビで映像を見ているだけではわからないリアルな惨状と、自分の家がこんな状態になっていたらどうだろう?、と考えるだけで自分だったら心が折れてしまうだろうと思ってしまいました
これは何としてでも何とかしてあげたいし、役に立ちたい思いになりました。
しかし、作業の方は思ったより困難で、特に泥出しをするのがかなり大変でした
とにかく泥が重い!密度の低いゆるい泥だと思っていたのですが、ヘドロや砂や様々なものが濃縮された泥で粘りけが非常に強いのでスコップですくってもへばりついてしまって袋に落としにくいそんな泥でした
そんな作業を30分くらいやっていく中で腰が痛くなってくるし、量も袋にして200袋くらいにはなるような総数を二人ペアだけでやっていったので、実際、心が折れそうになりましたが、朝の目標を思い返していくなかで、不平も言わず誠を尽くしていくお父様の姿を考える中で、この状況は正にフンナムではないか!と思いました。

私が積んだ泥は一袋あたりおよそ20キログラム
お父様は30キロ
私がその泥を運んだ距離は1メートルくらい
お父様は100メートル以上だった
しかも数年も変わることなくやり続けていた
本当にお父様の歩みは過酷であり、退くことのできない歩みだったのだなと痛感させられた作業でした
やっぱりやってみないとわからない!
理論や理屈じゃなくて体験してみなければ本当の意味で理解はできないのだなと思いました
本当に悲惨な現場でしたが、そこにこそ本当の意味の神様の叫びがあり、心情があるのだなと思います
今日行ったお宅の周りもボランティアをお願いしているのに、まだ順番が回ってこなくて本当に困っている人が多いです
どうしたらいいのか本当に悩まされます
全国民体制で現地に赴いて行かなければならないほど人出が足らない状況だと思います
ボランティアの現状もそうですが、神様もみ旨に対して私達に真剣にそう叫んでいるのだと、現地で困っている人達の心の叫びを聞いていくなかで、そう感じさせられたところがありました
明日もより良き感動と心情を感じれるように頑張っていきたいです