先月の今日。つまり6日の日。
ノーベル化学賞を受賞した2人の科学者に日本中が湧いた。

その二人の化学者が、H・C・ブラウン博士という方を共通の恩師として挙げている。

受賞者の鈴木章北海道大学名誉教授は、恩師の「教科書に載るような研究をしよう」という言葉を自身の信条・信念と決め、弛まぬ挑戦を続けたと記者会見で語っていた。

また、もう一人の受賞者の根岸英一米パデュー大学特別教授も「私の唯一の指導者」と恩師への感謝と尊敬の意を表明した。

1949年に物理学賞で湯川秀樹氏が日本に初のノーベル賞の受賞者をもたらして以降、これで18人の受賞者を世に輩出した。

どの受賞者も、陰で支えてくれた妻や家族、職場の仲間、恩師、そして生まれ育った地域のコミュニティに至るまで周囲への感謝の言葉を忘れない。

ノーベル賞受賞という偉大なる栄誉だけに留まらず、人生を変えた瞬間・出会い、支え、または好敵手も含め・・・そのどれが欠けても今の成功が無かったと爽やかに振り返って語る姿が大好きだ。

出会いとは、ただ一方的に、予期もできぬ偶然の様にも見える。
その出会いを、生涯のかけがえのない宝にできるか、それともただ過ぎ去るだけの記憶にしてしまうのかを決めるのは、他ならぬ自分なのだ。


真理を知った。

メシヤが誰であるかも知った。

そして、御国建設のために、神様の事情・心情を優先して共に歩む有難い仲間にも出会った。


「人を一番愛し、高め、大切にできる所が天国である。」


豊かな人生とは、出会いを豊かに育てることでもあろう。