レジリエンスを高めるには…… ② | 武蔵野清澤塾 塾長のブログ

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自尊感情を高めることについて、考えてみましょう。

 

自尊感情については、何回かご説明させて頂いたと思います。簡単に言えば、『自信を持つ』と言うことです。自信を持つことができない若者が増えてきていると、よく聞くお話です。けれども、なぜ自信が持てないのかよくわかりません。

 

なぜなら、高学歴で卒業し、資格も沢山お持ちの方も多いことと思います。けれども、それでも自信が持てない、あるいは無いと言うのは何が原因でしょうか?

 

それは、経験値です。逆に、経験が沢山ある方は、資格が無くても有資格者の仕事が簡単にできます。資格が必須である医師免許や弁護士、玉掛けなどは、資格を以って仕事ができるようになるのですが、電気工事士、調理師など、見習い経験を以って受験資格ができ資格を得るものは、資格より経験が優先するのです。ここが、自尊感情が持てるか否かのところです。

 

アルバイトは、学生のお金を稼ぐための手段の様に思っている方もいるかと思いますが、実際は、社会経験の中からその仕事の実務を学ぶとともに、社会人としての最低限のコミュニケーション能力を身に着けているのです。この経験値が勉強と言うものによって機会が奪われているとしたら、当然の様に自尊感情が育たない訳です。

 

ご自分で自尊感情が持てていないなぁとお感じなる方は、休みにはぜひいろいろなことにチャレンジしてみてください。できるなら、自分なりでも良いので、他に人には負けない部分を作り出せるところまで楽しんで見てください。それが大きな自信につながっていくことでしょう。

 

また、自分ができると思っていることに対して、違う評価があったとします。その評価が正しいものなのか、あるいはその方の個人的な評価なのか、その評価によって自信が揺らぐことがあります。多くの方は、あまり気にしないで聞き流すことで自信を持ち続けることができているものです。時に、それによって自信を失いかける方がいます。評価と言うものは、見方の違いによることが多いものです。ですから、味方のポイントによって、〇にも✕にもなります。ですから、そのような不確定な基準よる評価は、気にする必要は無いでしょう。

 

自尊感情を育てることは、一朝一夕にはできないでしょうが、何か(趣味など)を継続していれば、おのずから人とは違う自信が持てるようになるでしょう。それが、仕事につながっていきます。

 

レジリエンスの一つの方法について考えてみました。次回は、別の分野で考えてみたいと思います。

 

では、また来週。