れいなの手には「おしぼり」が
5~6枚。
サービスする準備
サービスの後処理に使う
「おしぼり」
今日はいらない。
サービスしてもらうつもりもないし
さっき違う店で
サービスしてもらって来たばっかりだ。
れいなに会う為に。
れいな『大丈夫~?』
開口一番『大丈夫~?』
俺『何が?』
何だこの始まり。
挨拶する訳でも無く慣れた感じ
というか心配されてる。
俺からすれば悩んで決断した
特別な入店だった。
れいなからすれば
指名で来た酔っぱらい来店
てなところだろうか。
ムードもへったくれも無い。
でも俺は大好きなれいなに
会えて嬉しかった。
れいな『トイレ込もってたから』
俺『大丈夫』
れいな『はい!これ!』
俺『何これ?』
れいなが缶のお茶を持って来てくれてた。
俺『ありがとう。何?なんで?』
れいな『トイレで吐いてたでしょ。』
俺『うん。』
れいな『大丈夫?』
俺『大丈夫。ちょっと飲みすぎた。』
俺はれいながくれたお茶を
ひとくち飲んだ。