巌流島

巌流島で佐々木小次郎との決戦を
終えた宮本武蔵は、小次郎の家来
達から逃げるように巌流島から離
れた。

数分経った頃であろうか・・・

海に突然の渦潮が。

渦潮

武蔵が乗っていたのは小さな手こ
ぎ船。

瞬く間に渦潮の中に飲み込まれて
しまった。

渦に巻き込まれながら武蔵の頭の
中にはコレまでの決闘の事が走馬
燈のように思いめぐらされてきた

「剣によってではなく、自然の力
によって死んでいくのか」

そう心でつぶやいたとき、何故か
息苦しさは無くなり、心地よい不
思議な光の中に吸い込まれていく
ような、そんな感覚に陥った。


続きはまた次回に・・・
この物語はフィクションです。