久々の投稿です!

(社内向けの週報とも内容は重複するので、主にメディア管轄の人は読み飛ばしてください。笑)

 

ゼルビアに異動してからは初投稿。

 

自分の事業がいる市場が「Jリーグ」という、

弊社の中でも少し特殊な環境なこともあり、

週末に趣味半分勉強半分で、

 

「サッカー・J2論」という本を読みました。

 

 

 

※ここで前部署で担当していたAmebaPickも初利用!

※やっぱり凄く便利!

 

この本の著者は、

日本代表の経験もある松井大輔選手なのですが、

自信の経験談なども踏まえて、

「J2」というリーグをサッカー面やビジネス面から解説しており、

非常に面白かったです。

 

表紙にも書いてあるのですが、

「J2は世界一過酷なリーグだ!」とも主張しており、

たしかに、

 

・W杯などの代表戦中も続く過密日程

 -クラブ数が22チームと世界を見渡しても多い方

・J1よりも地方クラブが多いことによる長い移動距離

 -スタジアムが駅から遠いこともありバス移動も多い

・資金やメディア、環境面などのJ1との格差

 -国内スポーツ市場が海外と比較して未熟であることも影響

 

など、世界のリーグを見てもTOPレベルで

様々な面で過酷なリーグであることには納得できる内容でした。

 

ただ、悪い面だけでもなく、

 

・若手の成長環境

 -J1で出場機会が少ない若手選手がレンタルでJ2クラブに在籍

  (レアルの久保くん的な)

 

・地方に根ざした運営/活動による、地方のサッカー文化発展への貢献

 -今ではJクラブが無い県の方が少ないくらいにまで発展

 

など、日本サッカーを縁の下で支える役割も持っており、

 

J2ができて20年強の日本サッカーの発展に、

間違いなく大きく貢献してきたリーグでもあるので、

そうした環境でチャレンジできることへの尊さを、

改めて感じられた本でもありました。

 

そうした中で、本の最後の方に、

松井大輔選手によるJ2全クラブへの総評が記載してあるので、

ゼルビアのパートも楽しみに読んだのですが、

そこの中身を要約すると、

 

サイバーエージェントが経営権を取得したことにより

 

・J2に旋風を巻き起こしてくれそうな期待感のあるチーム

・今後もインターネットの強みを活かした改革を推し進めていくことが想像できる

・来年(20年)以降は革新的な方策に打って出てきそう

・時代の最先端を行くIT企業がどのような影響をJ2に起こしてくれるのか楽しみである

 

このような内容でした。

 

日本代表まで経験した現役のサッカー選手からも、

FC町田ゼルビア、そしてサイバーエージェントへの期待感は非常に大きく、

やり方はそれぞれ違うが、

楽天さんのヴィッセル神戸や、野球業界ではDeNAさんの横浜ベイスターズが代表例のように、

市場を揺るがすような改革を行ってくれるだろう、

そういった期待感を、ありがたいことに持ってくれています。

 

このことは本当に嬉しい。

心の底から、感謝しかないです。

 

今までの常識を打ち破るような、

力強い経営を推進していくことが、

市場からの期待感なのだろうと、改めて身の引き締まる思いで、

本を読み終えました。

 

ただ、

弊社が運営しているようなITサービスや、

スポーツだとBリーグのように、

ここ数年で急拡大してきたような市場ではなく、

ファン層も子どもからおじいちゃん世代まで、

老若男女まで幅広いので、

 

『大事に残していく文化』『改革していくべき文化』を、

明確に分ける必要があります。

 

僕の中での境界線は、

 

■大事にしていく文化

・コアのファンを一番に大事にする

・地域に根付いた運営

・ビジネスを越えた社会への貢献

 

というような、

スポーツだからこそできる提供価値は残しつつ、

 

■改善していく文化

・「挑戦」や「変化」への高いハードル

・「スポーツで稼いだらダメ」というなんとなくある世間の風潮

 

というような、

スポーツ業界が”ビジネス面”から見て遅れている点は、

早急に改善していきたいと思っております。

 

このような点を改善し、

「チャレンジできて」「成長できて」「儲かる」環境を作ることができれば、

サッカー市場に優秀なビジネスマンや学生が流れ込むと思うので、

少なくともJリーグで一番体現しているクラブに、

ゼルビアをしていきたいと思います。

 

ああ、早くシーズン再開してほしいな。

 

サッカーが余計に恋しくなる、良い週末でした。

 

※写真は開幕戦の写真