オッス。

昨日のホーストカップ大阪大会、関西勢のキックボクサーの勢いを感じました!
 
そんな中でもメインやセミで行われた試合はチャンピオンクラスの他との違いを見せつけるような、レベルの高い試合を見せてくれました。
 
うちからは5名が出場しましたが、セミで出場した麻原 将平は大阪のハードパンチャー山口兄弟の兄、 裕人と対戦、
 
リラックスした動きからフェイントを効かせたパンチを繰り出す山口に対し麻原がブロックしながらローキックを返すという、なかなか緊張感のある立ち上がりで始まったこの試合、
 
山口の右ストレートが麻原の顔面を捕らえ、麻原がファーストダウンを喫します。
 
タイミング良くもらったフラッシュ気味のダウン。
 
本人曰くこのダウンで目が覚めたと。
 
山口はここがチャンスとばかりにパンチで麻原を攻め立てます!
 
麻原もしっかりブロック。
 
ここで倒しておきたい山口はパンチのモーションが大きくなり、
 
山口のビッグパンチに対し麻原が放った右ストレートからの左フックが山口の顎を見事に捕らえダウンを取り返します。
 
ダウンの応酬に会場はヒートアップアップ
 
 
明らかにダメージがある山口は立ち上がりましたが足が踏ん張れていない様子、
 
麻原が倒しに行きますが、
 
フラフラの山口はそれでもパンチを打ちに来ます!!

素晴らしいファイティングスピリット。
 
しかし麻原のパンチに揺れる山口をレフェリーが止めて試合終了。
 
昨日の大会の中でもっとも会場が沸いた素晴らしい試合だと思いました。
 
再びタイトル戦線に浮上して、チャンピオンベルトを巻く為に勝ち続けろ、麻原グッド!
 
 
そして他の所属選手達の試合結果は中々波乱でした。
 
 
怪我や手術等で久々の復帰戦となった八田 塁VS元 義明の試合は八田が出だしは良かったものの、
 
久々の試合の感覚が戻らないままだったのか緊張で硬かったのか、
 
1Rの丁度半分過ぎぐらいにまともにカウンターを喰らってしまいKO負け。
 

ヘビー級期待の男、谷川 聖哉は1度KO負けを喫しているカルロス・ブディオにリベンジ戦となりましたが、
 
リベンジ失敗。
 
判定で敗れました。
 
ブディオのパンチはパワーもあり中々危険でしたが、
 
モーションは大きく全然避けれるレベルです。
 
これと言って蹴りも印象は無いです。
 
結局谷川はブティオの気迫に飲まれ、キックボクシングなのにやはり身体に染みついている空手の動きになり、自分から距離を詰めて相手のパンチの距離になってしまったり、
 
相手がローキックを明らかに嫌がっているにもかかわらずローキックを蹴らなかったりと、全然ダメでした。
 
僕の評価は0点。

前回はKO負け、今回は倒されなかっただけ。

課題が多いです。
 
そして全日本キックや旧K-1でも試合をしていたベテラン濱崎 一輝はNJKFウェルター級1位の中野 椋太と対戦。
 
お互いパンチが得意選手で序盤からパンチの打ち合いの展開。
 
アマチュアボクシング国体優勝者の濱崎にパンチ対決は分があり、
 
得意の左ストレートが徐々にタイミング良く中野の顔面を捕らえ出します。
 
良い流れになっていくかなと思われた1R後半、
 
中野の放った右ミドルが濱崎の左腕を捕らえ
 
そこから明らかに動きが悪くなった濱崎は中野のカウンターパンチを喰らいダウン。
 
目尻もカットして流血。
 
明らかに腕を上げれない感が見える濱崎、何とか試合を続けようとしますがセコンドは続行不可能と判断。
 
タオルが投入されました。
 
濱崎無念のTKO負け。
 

そしてキックボクシングRISEのフェザー級5位にランキングしている泰良 拓也はNJKFスーパーフェザー級6位の山畑 雄摩と対戦。
 
 
サウスポーのムエタイスタイルで山畑は左ミドルと左のストレートで自分の流れを作ろうとします。
 
泰良は右足ヘのインローや右ミドルでサウスポーに対するセオリー的な攻撃を仕掛けて行きます。
 
1ラウンドは蹴りを受けすぎてしまってる感がある泰良、
 
2ラウンドに入ると泰良が放つボディーブローが山畑の腹を捕らえ明らかにダメージを与えます。
3ラウンド目は泰良が優勢に試合を進めます。

後退する山畑を泰良が追う展開が何度も起こりました。
 
しかし山畑も決定打を許さず。

一進一退のままゴングが鳴り試合終了。
 
判定はドロー。
 
勝てる試合を落とした悔しい結果になりました。
 
結果、今回POUND FOR POUNDの選手は一勝一分け三敗。
 
負けた選手も悔しいやろうけど、俺も悔しい。

課題は多いけど、前に進んでいきたいと思います。


関係者の皆さん、選手の皆さん、応援いただいた皆さん、ありがとうございました!

武蔵  
グー押忍グー