オッス!
やたらと雨が続きますね。
この雨で各地での被害が広がらない事を願うばかりです。
こんなうっとおしい気分をぶっ飛ばしてくれるような日本格闘技界のビッグマッチが今月の30日に行われます。
総合格闘技イベント「RIZIN」の堀口 恭司VS那須川 天心。
注目の一戦です。
総合格闘家の堀口 恭司がキックボクシングルールで那須川 天心に挑む、という形になるんですが、
世界最高峰の格闘技団体「UFC」でタイトルマッチまで経験している堀口は、日本人総合格闘家の軽量級最強の男。
那須川 天心はキックボクシング「RISE」の世界王者で未だ無敗の「神童」と呼ばれる天才キックボクサー。
このスター選手2人が対決するんですから、本当に最近の日本格闘技界では久々のビッグマッチです。
この試合は2004年の大晦日に行われたビッグファイト「魔裟斗vs山本KID」を思い起こさせます。
この時もK-1ルールの試合に総合格闘技のKIDが挑む形でした。
しかも相手はK-1MAX世界王者の魔裟斗。
体格もルールも圧倒的に不利な状況の中でKIDが魔裟斗からダウンを奪った時は大阪ドームが揺れましたよ!
あの状況の中でKIDがあわやと言う場面をつくり、伝説の試合と呼ばれくらいの今でも語り継がれる試合となりました。
堀口は山本KIDの弟子になります。
その堀口がキックボクシングルールで世界王者の那須川に挑む。
感慨深いです。
この試合の予想のインタビュー録りをしてきましたが、
もちろん、まともにキックボクシングで挑んだら堀口に勝機は少ないでしょう。
堀口にチャンスがあるのはやはり早い回かなと思います。
一発のパワーでは堀口に分があると思うので、先に当てるにはキックボクサーではない堀口のリズムを天心が掴みきれていないうちに打撃をしかける事が勝機に繋がるかと思います。
KIDがK-1のリングに初めて上がった時の試合が「vs 村浜武洋」で、KIDはこれがK-1ルールでデビュー戦でした。
この時はK-1MAX日本代表トーナメントで、村浜はK-1フェザー級日本トーナメントを優勝した事もあるこの年の優勝候補筆頭の選手。
まだ無名のKIDが勝つと思う人は少なかったでしょう。
しかし、入場から独特な雰囲気と華を持つKIDがパワーと凶器的な気迫で村浜を最初から呑むような展開となりました。
KIDはキックボクシングの試合ではあり得ないような崩し技や転かし、反則スレスレのような荒々しい動きとスピード、パワーで村浜のリズムを狂わせていき、最後は見事なカウンターを当てKO勝ちを納めました!
スターが誕生した瞬間でしたね。
堀口には村浜戦の時のKIDみたいにギラギラの、何をするかわからないような試合をして那須川の精密機械を狂わせてほしい。
2人のこの試合があの伝説の試合のように、新たな伝説となることを期待しています。
YSAに行ったら、KIDの写真とお花が飾られていました。
その写真が村浜戦の時のKIDの写真やった。
武蔵
押忍