居合を始めるにあたっては、模擬刀を使う事が出来ます。最近はかなりの高段者でも、真剣を使わない(持ってない)方も多いようです。

抜刀、試刀の場合は実際に仮標を斬りますので、そういう訳にはいきません。始めるにあたってしばらくの間は、先輩の刀を借りて練習をします。会でお貸し刀の用意がある所もありますが、残念ながら武蔵会には会の刀はありません。

 練習を始めてしばらくすると、自分の好みが出てきます。ネットオークションで安く購入する手もありますが、斬れるかどうか見ても分からないのに、見ずに買う訳ですからイチかバチかの博打です。

 山田浅右衛門伝書に曰く、切るゝと切れざると、刀の吉凶を見分る事、若年より工夫鍛錬之処也。

 首切り山田浅右衛門。劇画にもなり、今でも人気の御様御用の試刀家です。

明治14年斬首刑が廃止になり、失伝しました。

試刀家という分野を確立させたのは、谷大膳亮とも言われています。中川佐平太、

山野加右衛門、そして山田浅右衛門。山野家による試刀の承継が途絶えるに伴い

山田家の独占となった御試御用。山田浅右衛門によって御様と名付けられました。

 今、秘伝書を探し、集めて自分なりに山田流の再現を試みています。

抜刀との違いも含め、これからお伝えしていきたいと思います。

 コロナウィルスのおかげで、今年になって1日も練習ができない状況です。

薗鬱憤を晴らすかの如く、ブログを始めました。

抜刀って簡単に紹介すると、古い畳表を巻いて水に漬けたものを立て、日本刀(もちろん本物)で斬る武道です。

刀を使って修練を積む事は居合に似ていますが、実際に物を斬るところが抜刀の面白いところです。

居合だと、刀や鞘に多少の擦り傷などがつくことがありますが、致命的な損傷を刀に与える事はありません。

しかし、抜刀では物を斬る以上当然傷がつき、刃毀れをしたり、曲げてしまうこともあります。刀は消耗品な訳です。

当然刀を観る目が、他の方たちとは違ってきます。つまり斬れる刀でなければなりません。丈夫な刀でなければなりません。

そして何よりも安くなければなりません。

埼玉県の朝霞市武道館で活動しています。