アロマ図鑑も10回目
今回はアロマ最初のエクストラだったこの子
アロマセラフィ-ローズマリー
光属性 植物族 レベル5 シンクロ
初期アロマ組の後、最初の追加カード組であったのがこの子とアンゼリカ
シンクロ体とチューナーが同時に追加され、シンクロテーマとしての道を歩むことになった
・・・と思ったら別にそんなことはなかったぜ、というのが最近の流れなのだが・・・
元のローズマリーにセラフィの羽がはえ、髪がかなりウェーブかかっている
個人的には元の方が好きかも
果たして初シンクロの実力やいかに
召喚条件
縛りのないレベル5シンクロ
一番出しやすいのはレベル1チューナーとレベル4の組み合わせ
アンゼリカとローズマリーで出すのが一番きれいではある
レベル4は他にもにんじんやプリムがいるので、出すこと自体は簡単だろう
効果①
相手よりライフが多いと自分の植物族の攻守500アップ
全体的に打点が低い植物族にはありがたい効果
アロマガーデンと合わせると1000上昇できるので結構殴り合いには強くなれる
現代遊戯王基準ではやや物足りない効果だが、アロマ登場当初はビートダウンを重視していたようなので納得の効果ではある
効果②
ライフ回復すると相手フィールドの表側表示カード1枚の効果を無効化
効果処理だけ見ればレッドデーモンアビスと全く同じ
アロマならライフ回復は相手ターンでも容易にできるため、疑似フリチェ効果として使える
レベル5シンクロでこれは強い!!!
・・・と言いたいところだが問題は発動条件
「回復した場合」の「強制効果」、これが非常に重い問題でして・・・
結論から言うとこの効果、既に場にあるカードにしか有効ではありません
着地時の誘発効果、使いきりの魔法罠は基本的に止められません
詳しい解説をしよう
具体例で、相手のアライブで出てきたエアーマンのサーチ効果を無効化したい場合を考えよう
相手のアライブの発動を見て手札のアンゼリカの効果で回復し、場のローズマリーの効果②のトリガーとするという状況
- チェーン①アライブ発動
- チェーン②アンゼリカ発動
- アンゼリカ効果処理、ライフ回復
- アライブ効果処理、エアーマンSS
このチェーン処理が完了したのち、新たにチェーン処理が発生します
ここで注意したいのが、誘発効果のチェーン順は
①ターンプレイヤーの強制効果
②非ターンプレイヤーの強制効果
③ターンプレイヤーの任意効果
④非ターンプレイヤーの任意効果
という順番に組むルールがある(詳しくは09さんのルール解説動画、サイクロンの回を参照)
今は相手、エアーマン側のターンである
そして問題となるのが、エアーマンの効果は任意効果、ローズマリーの効果は強制効果という点
つまり相手のエアーマンは③、自分のローズマリーは②に該当するため、ローズマリーの方が先にチェーンが組まれる
というわけで次のチェーン処理は以下のようになる
- チェーン①ローズマリー
- チェーン②エアーマン
- エアーマンの効果処理、サーチ
- ローズマリーの効果処理、エアーマンを無効
もうお分かりだろう
遅いんだよ!!!!!
最近の有用な効果はだいたい任意効果であるため、この順番は基本的に動かない
チェーンのルールが障害となり、ローズマリーの効果②では着地時効果を止められないのだ・・・
着地時効果に関しては相手ターンの強制効果のみ止められるが、かなりのレアケースだろう
強制効果って多くはデメリット効果だし、無効化する意味もあんまりないしね
対蠱惑魔でセラの効果にチェーンして回復し、出てきたトリオンの効果を無効化するくらいしか思いつかない・・・
とまあ長くなりましたが、要はあんまり強くないです
少なくともアビスや無限泡影のような使い方はできません
基本的には永続系の魔法罠、モンスターの永続効果に使うことが多くなると思います
同じテーマ内でもスイートマジョラムの1枚破壊の方が無難に強いです・・・
とはいえ無効の強みも一応あります
例えば時戒神や御巫、この辺は破壊より無効の方が強そう
あとはイグニスターアイランドなど、除去しても戻ってくる系は無効の方が良い
どうしても局所的な使い方になってくるね・・・
それでは評価行こうか
純評価:B
純だとアロマガーデンを張る機会も多い
そのためこの子のパンプと合わせた殴り合い性能の向上は馬鹿にならない
無効はおまけと考え、ボカスカ殴りまくろう
出張評価:C
打点は他の植物族テーマのエースで事足りることが多いため、わざわざ出張させる意義は薄い
ただし植物族は相手の魔法罠に触る手段が少ない
永続系の魔法罠が強い環境になったら無効効果を活かしてワンチャンあるかも・・・
評価は以上
やや古めのカードなので性能は厳しいね・・・
古めっていっても9期なんだけどね・・・
最近のインフレヤバすぎて震える
次回は最後のエクストラ
マイフェイバリットカードのひとつ、刮目して見よ