意外と多い自主退学


受験してようやく入った学校で

すぐに登校をやめてしまう子がいます。


入学した学校が自分に合わないと感じたり

友達づくりが上手くいかず

学校に居場所を持てなかったり。


学校や周囲からの

勉強や部活への圧に負けてしまう子もいます。


我が家の子どもが通う学校では

どの学年もちょうど1割

自主退学をしたり

高校進学時に外部受験をして

入学した学校を離れていきます。


友人たちと話をすると

多くの私立中学でも1割程度の子が

不登校になったり

外部受験を勧められたりして

3年間のうちに学校から

去っていくようでした。



卒業するためのルール、子どもは知ってる?


高校受験や大学受験では

入学後の1年間に中途退学者が集中します。


中学生までは

たとえ1日も出席しなかったとしても

卒業することができます。


高校からは単位制となるため

各科目ごと3分の2以上の出席がなければ

定期テストを受けられず

進級することができなくなります。


中学までは出席扱いになった保健室登校も

高校からは出席になりません。


そして

卒業するためのルールが変わることを

子どもたちが詳しく知る機会はないのです。


状況が危なくなってから知っても

間に合わない場合があります。

その子の将来にも関わる

重要なことなので

早めに親から

子どもに伝えておくことが大切です。



「学校が楽しくない子」をフォローする


中学校には部活動や学校生活を

楽しくないと感じている子が1割ほどいます。


その子たちに周囲が力を注ぐことが

自主退学を防ぐことにつながります。


進学や新学期などで

環境の変化が大きいときは

とくに注意して

声かけをしたり、本人の話を聴き

学校の中で居場所を見つける

手助けをする必要があります。



もうすぐやってくる

初々しい新入生の中にも

新しい環境になじむのに時間がかかったり

学校に居場所を見つけられずに

苦しむ子たちがきっと現れます。


不本意な自主退学をなくすためにも

学校が楽しそうじゃない子を

周りの大人みんなで気にかけ

声をかけていきましょう。


もし自主退学をして

苦しむようなことがあっても

それはいつも同じ割合で起こっている

構造的な問題からきています。


自分を責める必要は全くないので

新たな気持ちで

次のステップを踏み出していって下さいね。






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