こんにちは。

この旅日記は2017年3月のことです。

股関節が固まるくらいの寒さの中、グランドゼロに到着しました。
グラウンドゼロは、ウォール街にも近く、ニューヨークのシンボル
だったワールドトレードセンターは、2001年の9.11テロによって
崩壊しました。

長女が5歳、次女がまだ生まれる前の出来事なので、
ここで何があったのかは娘たちは知らない。
ここは追悼の場であるとともに、アメリカのテロに
屈しないという強い決意を示す場所でもあるという
ことを簡単に説明しました。

それから命の危険を感じる寒さに体力を奪われたため、
一旦ホテルへ戻り、夜に備え休みました。

黄昏時となり、今回の旅の楽しみの一つである、
ブルーマンを観るために地下鉄に乗り出かけました。



 

以前、テレビでリズムにのりながら一言もしゃべらない
ブルーマンのパフォーマンスは、シニカルでギャグに溢れ
いつかは観たいと思っていました。

少し早めに劇場に着くと、観客はまだまばらだったが、
開演時間が近づくとたちまち満席となり、席に置いてあった
ポンチョを着るようにと指示があり、指示に従ってポンチョを
着込みました。席は確か5列目か6列目ぐらいでした。

始まるやいなや、ドラム(?)を叩きながらマシュマロキャッチし、
スティックの先からペイントが飛び散っている。

そのペイントが観客席まで飛んでくる。そのためのポンチョ

だったのです。

パフォーマンスは続き、観客を次々に舞台の上がらせている。
娘たちは、「目が合うと舞台に呼ばれそうでこわい!」と
言いながら、楽しんでいました。

無言でパフォーマンスを演じ、人を魅了するするのは、
ブルーマンだけだと思う。娘たちもすっかりファンになりました。

公演終了後、僕は関係者に声を掛けられた。
どうやら、VIPに選ばれたと言っている。

首からブルーマンの絵の入ったものを掛けられ、
一緒に来るように言われ、娘たちは「どうしたの?」
とはてなマークの表情をしている。

「どうやらVIPに選ばれたみたいだ。パパもよくわからん」

それからロビーで待っていると、先程演じていたブルーマンが
現れた。

僕たち以外にももう一組選ばれたようです。

フレンドリーに話しかけられ、日本から来たと伝えると、
日本に行ったことがあると話が盛り上がり、日本食は世界一
だと絶賛していました。
無言のブルーマンがよくしゃべっていました。

気さくに記念写真を撮ってもらい、記念のTシャツをもらいました。

なぜVIPに選ばれたか聞いてみたら、女性を2人連れてきた
からだ、と訳のわからないことを言われましたが、とりあえず
納得しました。

まあ、本当にラッキーでした。

僕は運だけで生きていますが、娘たちにも
良い思い出の残る出来事でした。

また、続きを書きます。

では、良い週末を!